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第4回 ガイコツ4 ーー 背骨のしくみ 02


骨盤ってどこのこと?

骨盤

人間の腹部には、たらいのような形をした骨盤があります。骨盤は、そういう名前の骨があるわけではなくて、5つの骨からなる総称で、腰椎、仙骨、尾骨、左右の寛骨(かんこつ:腸骨・座骨・恥骨の総称)から構成されています。

骨盤は、その大きさや形が男女で差があるのが特徴ですが、どちらも腸や泌尿器、生殖器を守る役割をしています。女性は出産時に恥骨結合が開いて、新生児が出てきます。脊柱の下部である腰椎の下にあるのが仙骨です。もともとは5つの仙椎という骨だったものが固まりひとつの仙骨になります。その下の尾骨は、人間にしっぽがあったときの名残とも言われています。尾てい骨を打ったなんてよく会話に出てきますが、その場合はこの尾骨(尾骨=尾てい骨)だけを指すのではなく、仙骨や恥骨、坐骨部分全体を指すことが多いようです。

骨盤のゆがみと全身への影響

一般的に骨盤のゆがみというのは仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節のわずかな歪みが原因で左右のバランス、または前後のバランスが悪くなり、からだが正中線をとることができずどちらかに傾いてしまうことをいいます。

なぜそのような歪みが発生するのか?原因は様々ですが、どこかからだの一カ所でもバランスが悪くなった場合、股関節や仙腸関節部分でからだが調整するようです。人間は直立二足歩行するために、自分の目の位置を左右均等にする必要がありますが、例えば足首をねんざした場合、足をかばうため左右の足の使い方を変え、それが骨盤の歪みにつながり、歪んだ土台を調整するために、脊椎や背中の筋肉、靭帯が調整し、まっすぐ平衡に立てるようにするのです。

また、特に女性の場合、生理や出産の際に骨盤(恥骨結合や仙腸関節)が広がりやすいため、バランスの悪い状態で骨盤が固定された場合、 それをからだが矯正するために、あちこちの筋肉や靭帯、骨の重なりを変化させて対応します。それがある特定部分の痛みや凝りにつながって、全身の不特定愁訴(だるい、重い、頭痛がする、肩こりなど)になっていきます。
ですから、からだのバランスを整えること、骨盤のゆがみを放っておかずに骨と筋肉のケアをすることが大切になってきます。

骨盤


背骨のゆがみいろいろ


正常な脊柱を横から見ると、頚椎は前に、胸椎は後に、また腰椎は前に向かってゆるやかに弯曲していてこれを生理的弯曲と呼んでいます。正常の脊柱は前あるいは後ろから見れば、ほぼまっすぐです。
背骨のゆがみいろいろ
これに対して”背骨が曲がっている状態”にはいくつか種類があります。前への弯曲が異常に大きい⇒前弯症、後ろへの弯曲が異常に大きい⇒後弯症、左右に弯曲しているものを側弯症と呼んでいます。歪みは左右のみでなく前後へのねじれも含まれます。

脊柱が横に曲がり、この曲がりが強くなると腰痛が起こりやすくなります。前弯の増強とともに腰の神経の通り道が狭くなるうえ、椎間板も後方へ突出して神経を刺激しやすくなるからです。後弯症の人は腹が出て、腰の部分はひっこみ、おしりが後ろに突き出て、いわゆる「反り腰」の姿勢になります。いずれの症状も進行していくと、外見の変化だけでなく、内蔵機能を弱め、神経系にも影響を及ぼすため、心理的ストレス、痛み、神経症状、呼吸器症状など多くの症状を引き起こす可能性があります。