からだラボタイトル
第4回 ガイコツ4 ーー 背骨のしくみ 03

中枢神経は背骨の中を走っている

脊髄とは背骨の中にある脊髄腔を通る神経の道のこと。脳と脊髄を合わせて中枢神経、そこから枝葉に分かれて延びる神経を末梢神経といいます。
脊髄から直接出ている神経は神経根と呼ばれ、頸髄、胸髄、腰髄、仙髄、尾髄の5つに分けられます。 脊髄

脊髄は脳と全身を結ぶ神経線維の束!

神経系は、中枢神経と末梢神経に分かれていますが、脊柱から枝分かれする末梢神経はさらに2つに区分され、脳神経と、脊髄と末梢とを連絡する脊髄神経からなっています。脊髄神経は31対あり、頸神経(8対)、胸神経(12対)、腰神経(5対)、仙骨神経(5対)、尾骨神経(1対)に区分されます。

脊髄を守る3つの層

脊髄は人体で最も重要な器官なので、脊柱(背骨)という硬い組織の中に収められているだけでなく、さらに内側に髄膜という膜が脊髄のまわりをすっぽりと包み込んでいます。髄膜はまた硬膜、クモ膜、軟膜という3つの層から成り立っていて、クモ膜の内部には髄液が満たされ、外界からの衝撃をやわらげる働きをしています。

まとめ

ひさしぶりのカラダラボ、いかがでしたか?
背骨は人間にとっての屋台骨、直立二足歩行のために必要な背骨のカーブと、ちょっとしたゆがみが他のいろいろな部分へ影響すること、また、背骨の中にある中枢神経系がすべてのその他の神経のつなぎ目になっているため、多くの膜や層によって守られていること、を理解してもらえたでしょうか?

背骨は頸椎7・胸椎12・腰椎5・仙骨・尾骨のから成り、
内部には脊髄という神経の束があり、人間のからだの動きをコントロールしている。

ちなみに神経に関しては、また改めて説明したいと思います。
というわけで、今回はこれで終わりです。いかがでしたでしょうか?
次回は新しいシリーズ、内臓関連のお話の予定です。 どうぞお楽しみに!


脳脊髄液と頭蓋仙骨系(クレニオセイクラルシステム)


中枢神経系とは、脳と脊髄の中にある神経のかたまりのことをいいます。ともに髄膜という膜に覆われていて、神経が傷つくのを守っています。この髄膜の中に流れているのが脳脊髄液という液体です。髄液とも言われます。脳脊髄液は、リンパ液のように無色透明な弱アルカリ性の液体でであり、細胞成分はほとんど含まれない。脊髄を守る以外に、脳の水分含有量をコントロールしていることが医学的にはわかっていますが、それ以外にも大きな役割があることが最近わかってきました。

脳脊髄液減少症という疾患があり、この液体が事故などの原因で漏れだしてしまった場合、頭痛や神経痛、耳鳴り、聴覚過敏、めまい、ふらつきなどの神経症状、自律神経系の乱れによる極度の倦怠感、易疲労感、睡眠障害、免疫異常により風邪をひきやすくなる、アトピーの悪化、内分泌機能異常として性欲低下、月経異常、子宮内膜症の悪化などの症状も現れることがあります。つまり、脳脊髄液の役割がこれらと密接に関係していることがわかってきています。

この脳脊髄液の流れを、セラピストが感じ、調整していくテクニックがクレニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)というもので、上記のような症状をその人が持つ自然治癒力を引き出すとされています。

脳脊髄液の流れ