プロフィール

数年前まで泳げなかった平井選手

Moana blue西村(以下西村）
今日はフリーダイビングのこと、ヨーガやモアナブルーのトリートメントについてなど根掘り葉掘り聞いていこうと思っています。よろしくお願いいたします！まずは平井選手のフリーダイビング歴を聞かせてください。

平井美鈴選手（以下平井）
実は以前は泳げなくて、初めて足のつかない海に入ったのは1999年の小笠原、ドルフィンスイムの船に乗ったときのことでした。

西村 フリーダイビングのことはその頃から知っていたのですか？

平井 全く知らなかった。おぼれかけました。

西村 ドルフィンスイム初体験で足のつかない海でおぼれかけたんだ？

平井 はい。スノーケルで水いっぱい飲みました。

西村 超初心者だったんですねぇ！

平井 そうなんです。それからもしばらくはライフジャケットをつけてスノーケリングやドルフィンスイミングをしていました。 フリーダイビングを知ったのはいつだったかなー2003年の２月だったかな？たまたま飛行機の隣に座ってた人がフリーダイビングの元日本代表で、その人に今所属している東京フリーダイビングクラブを紹介してもらいました。その時はある程度フィンをはいて泳げたけれど10ｍも潜れませんでした。

西村 隣の席の人が日本代表選手だったなんて、今思えば偶然という名の必然だったのかもしれないですねぇ。そういえばフリーダイビングというとジャックマイヨールが有名だけどその存在も全然知らなかったのですか？

平井 そう、その人に初めてフリーダイビングって聞かされて始めはピンとこなかったんだけど、なんとなくジャックマイヨールと高樹沙耶さんの名前を聞いて理解できたって感じでした。でもぼんやりしたイメージで具体的にどんなスポーツかだなんて全く知りませんでしたね。あ、映画のグランブルーすら見てませんでした。

西村 そうなんだ〜

フリーダイビング競技の魅力

西村 その後競技生活に入られるわけですが、平井選手にとってフリーダイビングの楽しさってどんなところか教えてください。普通の人が考えるに、修行のようなイメージで息を止めて潜るなんてつらいことを・・・という人が多いように思えますが。

平井 フリーダイビングを始めるにあたってはまず講習を受けました。一人ではできないものなので基本のスキルや安全管理や海についての事など。

西村 危険なことがたくさんあるので絶対に一人では練習してはいけないんですよね？

平井 そうです。遊びでも競技でもフィールドは同じ海なんです。だから潜る人潜らない人みんなリスクは同じなんですよね。だから遊びでも決して一人で海に入ってほしくないです。フリーダイビングでは安全管理やスキルのほかにコミュニケーションも大事なことでそれが大きな海原での安全を確保するためにはどうしても必要です。