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プロフィール

平井美鈴 フリーダイバー
フリーダイビングコンスタントウィズフィン競技(解説)にて2006年12月日本新記録となる-61mを達成。AIDA世界ランキング10位となる。競技歴はまだ数年にもかかわらず持ち前のガッツと集中力で記録を打ち立てた。グラフィックデザイナーであり主婦でありまたヨーガインストラクターの顔も持つマルチな才能の持ち主。


     



平井美鈴選手インタビュー

喜怒哀楽がダイレクトに影響する競技


西村 では次に、フリーダイビングのどういうところが一番危険なのでしょう?

平井 フリーダイビングで一番危険といわれるのがブラックアウト(酸欠失神)です。私が参加している練習会では絶対ブラックアウトはしてはならないルールになっています。

西村 それってコントロールできるものなのですか?

平井 ブラックアウトは私自身も所属しているサークルでも、コントロールして避けなくてはならないものだと思っています。

西村 コントロールの術も練習のなかで身に着けていくのですね

平井 万が一の場合に備えて全員がレスキューの訓練をしセーフティも万全にはしなくてはなりません。コントロールするためには練習を通して各自が安全意識を高め知識やテクニックも含めて共有してゆくことがとても大切だと思います。

西村 なるほど・・・フリーダイビングの練習が一人ではできない理由がよくわかりました。そりゃーひとりじゃできんわ!危険すぎる。

平井 そうなんです。海でブラックアウトするということは「一度死んだこと」と同じだそうです。

西村 この競技、本当に練習でも毎回「生死」について考えますよね

平井 そうですね、だから楽しむ反面で安全意識は凄く高まりました。ブラックアウトを避けるためにトレーニングや競技においては自分のからだに対してすごく敏感になりますし。

西村 からだの声を聞くことが重要になってくる。

平井 とても重要です。たとえば無意識のうちに疲労していたり欲がでたり、気持ちが焦ったりしている場合なんかは危ないんです。練習中は常にからだの声、微細なからだのサインを読み取ってあげる事が大事なんですね。

西村 焦りといった心理的な状況とからだとは密接につながっている実感があるのですね

平井 焦りをはじめ、私の場合は喜怒哀楽という感情そのものがダイレクトに影響してきますね。 私はもともとメンタル面は弱い、流されやすかったり、アキラメやすかったり逃げたくなったりするタイプなので結構苦労しています。ただ2年前からフリーダイビングのためにヨーガを始めてずいぶん克服できてきたような気がします。

西村 肉体的な練習だけでなく精神面での練習としてヨーガが役立っているのですね

平井 そうですね。心と体の関係を密接に感じますね。

ヨーガとの出会い


平井 実はヨーガを始めたきっかけは外国の選手がやってた写真や呼吸法がいいという話を聞いて、ただそれをやれば潜れるだろうと思ったのがきっかけでした。体や息さえ整えればいいや、という感じでした。まだヨーガを何も知らなかったんですね。

西村 単純に考えていた。けれど違った?

平井 違いましたねえ。幸運にも信頼できる先生に出会えて・・・。私はそれまでヨーガは「体操」みたいに思っていたんだけど、全く違うもので「からだ」と「呼吸」がととのうと「こころ」が整うというものでした。

西村 こころとからだの関係がここでも出てくるのですね

平井 そうなんです。ちなみにヨーガはいろんな流派があるんですが、私が始めたのはハタヨガと呼ばれるものでヨーガは瞑想をするためのテクニックだという考えなんです。それは私のフリーダイビングのトレーニングににはぴったりなものでした。
フリーダイビングも「からだ」だけでなく「こころ」も大事な要素です、ヨーガを習って「体」「呼吸」「心」をコントロールできるようにすることはフリーダイビングにとても近い。

西村 平井選手はヨーガでもあっというまにインストラクターにまでなってしまったそうですが、その集中力というのはいったいどこから来るのかしら?両方やってたから上達が早かったのかしら?

平井 集中力というよりは偶然とは思えない「縁とタイミング」だった気がします。フリーダイビングもヨーガもやっていて「ひたすら楽しい」かったのでそれが集中につながったのだと思います。両方続けることによって相乗効果があったのかな。

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