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プロフィール

平井美守珠 フリーダイバー
ヨーガインストラクター

フリーダイビング競技2種目(コンスタントウィズフィンスタティック:解説)の日本記録保持者。2008年世界選手権において、個人成績総合2位の記録でチームを牽引し、日本女子団体銅メダルを獲得する原動力となる。
モアナブルースポンサードアスリート。



     



平井美鈴選手インタビュートップ

トレーニングで克服した緊張癖

西村 2年前の世界選手権と今回で、ご自身の記録もチームの成績も大幅にアップしたわけですが、その理由はなんだと思われますか?もちろんトレーニングの成果は大きいとは思いますが・・・。

平井 そうですね。今年は世界大会に照準を合わせてトレーニングをしてきました。それまでにいくつか国内の大会があり、全ての大会に参加することで自分自身のプレッシャーを克服できるようにメンタル面を強くするために、なるべく本番の緊張やプレッシャーを多く体験しました。自分の弱点である「緊張しやすい」「プレッシャーを感じやすい」部分を強くできたことが記録更新の大きな要因だと思っています。

西村 なるべく多くの本番を経験することで、緊張慣れするようにしていったわけですね。

平井 その通りです。なのでその課題を意識しながら、国内の大会に参加していたことは自分にとってのトレーニングの一部でもありました。それとチームとしてですが、今回一番変わったと感じたのは、選手のレベルが上がっただけでなく、「どうしたらメダルをとれるか!」という世界が照準になり、強い目標でチームの足並みがそろったところですね。

西村 そもそもの目標設定が変わっていたのですね。個人よりも団体のメダルだと。

平井 2年前の私は自分自身の競技でいっぱいいっぱいでした。3種目のうちプールの2種目は不得意でしたし、今年はチームに貢献したくてその不得意種目を克服する為に練習や大会を踏んでこれたので、2年前と比べてメダル獲得への意志はとても強かったです。

練習は裏切らない


西村 練習量も増えたのですか?

平井 ものすごく増えました! 2年前はほとんど練習をしていなかったので・・・(笑)

西村 そうだったんですか?

平井 2年前は環境がなかったせいもありますが、プール種目の練習はほとんどしていませんでした。だから競技成績も悪く、本番は緊張してしまうし大嫌いだったんですね。そういう苦手意識は、ただただ練習を重ねていくうちになくなっていきました。

西村 やはり、練習は嘘をつかない、ということなのでしょうか。

平井 そうですね。今年の初めはひたすらプール練習を続けていましたが、ほとんど変化がなく伸びもない状態でした。気持ちも停滞しそうだったのですが、「練習は裏切らない」と誰かが言ってくれた言葉で黙々と打ち込むことができました。地味な練習が数ヶ月続いたのちに、記録が大幅に伸び始めました。

西村 それは一般的に言われる上昇曲線と見事に一致しますね。最初のうちは全然効果がでないけれど、途中からぐっと伸びる・・・勉強などでもよく言われますが、やはりスポーツの世界でも同じなのでしょうね。

平井 その通りでした。フリーダイビングは技術やトレーニング方法や身体への影響などがまだ完全に解明されていないスポーツなので、自分が取り入れられそうな練習や健康法などは本や切り抜きを集めたり、スポーツ心理学や生理学のことも勉強したりしていたので、その間もモチベーションは保つことができました。停滞していたのも必要な期間だったと思います。とくにフリーダイビングのような身体機能を極限まで追い込むスポーツは、時間をかけて身体を作っていく必要があると思っているので、逆に焦らず続けることが進歩につながるのだと思います。

→次は具体的なトレーニング方法について語っていただきます!>>>

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