平井美守珠 フリーダイバー
ヨーガインストラクター
フリーダイビング競技2種目(コンスタントウィズフィンスタティック:解説)の日本記録保持者。2008年世界選手権において、個人成績総合2位の記録でチームを牽引し、日本女子団体銅メダルを獲得する原動力となる。
モアナブルースポンサードアスリート。
西村 モアナブルーで施術を受け始めてからすでに3年近くが経っていますが、この1,2年でなにかご自分の身体が変わったなとか、気づいたことはありますか?
平井 そうですね、身体についていうと胸郭が広がりやすくなってたくさん息が吸えるようになったこと。肺活量が増えた気がします!息を吸うときに肋骨の間と間が大きく広がる感じです。横隔膜もずいぶん柔らかくなりました。肩の凝りは相変わらずですが、以前は吐き気がするほどひどかったのでそれに比べると変わった気がします。
西村 胸郭の間にある肋間筋へのトリートメントはかなり最初痛がってましたよね。
平井 痛いしくすぐったいし、大変でしたが・・・何回か受けると慣れるもんですね。でもまた時間が空いてしまうと、くすぐったくなったりします。
西村 やはり普段どれだけトレーニングやヨーガでからだを整えていても、だんだんと少しずつ疲労や凝りがたまってしまったりします。ですから、できるだけ定期的にプロによるメンテナンスを受けていただくと、いつもよりよいパフォーマンスに繋がるのではないかなと思いますが。
平井 トレーニングを続けながらのメンテナンスは絶対必要だと感じています。オリンピックでよく普段のトレーニング期間の施術から本番前までセラピストがつきっきりの選手をみかけましたが、普段の施術や本番前の疲労を取ること、筋肉を整えることが、ダイレクトに成績に影響するものなんだなと思いましたし、それは今回のエジプトで私も実感しましたね。
西村 私もいつかオリンピックに帯同するセラピストになりたい!という夢があります。フリーダイビングがオリンピック種目になると話が早いんですが(笑)、いろいろなアスリートの方とこれからもっとご縁があるといいなと思います。また、みみずんは非常に勘が鋭い方なので、施術の「受け時」というのを知っていて、ここぞ!というときに、トリートメントを受けて、身体だけでなく精神的なインスピレーションをセッション中に受けた、とも言っていましたね。
平井 受けるタイミングは自分の身体と相談し、最終的にばななんに決めてもらいますが、メンタル面でのアプローチとその効果も大きいので、それを求めて受けにいくこともよくありました。施術中に「潜っている感覚」になることがよくありまして、たまに自己ベスト!が出るときもありましたよ。寝ていたのかもしれませんが。
西村 あははは、そうなんですか!それは知らなかった。おめでとうございます(笑)
平井 ありがとうございます!(笑)クレニオを受けているときはだいたいそんな感じです。息をするのを忘れてしまいそうなくらい深い瞑想状態にはいることがあります。
西村 でもそれって要するにやはりお話の中に何度もでてくる、潜っているときのいいイメージを焼き付ける作業のひとつだったんでしょうね。
平井 そうですよ、ヨーガも瞑想も呼吸法も含めて全てその作業の繰り返しですね。