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プロフィール

平井美守珠 フリーダイバー
ヨーガインストラクター

フリーダイビング競技2種目(コンスタントウィズフィンスタティック:解説)の日本記録保持者。2008年世界選手権において、個人成績総合2位の記録でチームを牽引し、日本女子団体銅メダルを獲得する原動力となる。
モアナブルースポンサードアスリート。



     



平井美鈴選手インタビュートップ

試合を常に想定したトレーニング

西村 ふだんの海やプールの練習ではどんなことをされていましたか?

平井 海では、水圧がかかっても集中が続くようにゆったりとしたスピードで潜ったり、耳抜きのタイミングや抵抗のないフィンワークを意識して浅い深度を何本も潜る練習などをしています。そして本番が近づくと、大会で行うウォーミングアップから本番までと全く同じような方法でリハーサルをして緊張に慣れるようにしていました。

プールでは、スタティックやダイナミックの練習もしますが、有酸素系の運動をしたり、息の限界まではやらないような練習もします。また飛び込みを教えてもらったり、深いプールの水中で歩いて遊んだり、楽しむ部分も大事にしていました。大会が近くなると、海と同じように本番と同じことを練習でくりかえします。だから本番では「いつもと同じことをすればいい」だけで、過度に緊張することはなくなります。ちなみにフリーダイビングの練習はどうしても息を止めて行うという性格上危険をともなうので、普通の水泳をする以外は必ず数人で練習しています。

西村 毎回の練習の中で緊張やプレッシャーに適応するように工夫されていたのですね。

平井 そうですね、メンタル面は私にとって一番の課題ですから。

瞑想で深く静かな感覚を磨く

西村 海やプールでの練習ができない場合、他の陸上トレーニングはされていたのですか?

平井 ヨーガと瞑想だけをしていました。家で息を止めたり(ドライスタティック)、いろいろ練習方法はあると思うのですが、私の場合はヨーガで身体をしなやかにして、呼吸法と瞑想でフリーダイビング競技の前や競技中の状態をリハーサルできるので、息を止めるというより、深い瞑想状態をいかにつくれるか続けられるかというところに興味をもってやっていました。

西村 瞑想中に試合のリハーサルを?

平井 はい。息は止めませんが。ゆったり腹式呼吸を続けています。

西村 試合の状況を思い浮かべながら瞑想するのですか?

平井 そうです。陸上で静かに目を閉じて集中している時の「深い感覚」を競技中に再現できれば息が長く持つことは練習でも実感できていたので、自宅にいるときはヨーガ以外に毎日寝る前に30分前後の瞑想をしていました。目を閉じながら潜ってゆく、またはプールで泳いでいる状況を再現して、競技をしていながらこうやって深い静かな集中を続けてゆくんだ、という感じで毎日過ごしていました。

西村 瞑想しながらイメージトレーニングも兼ねているわけですね。

平井 はい。これが私のトレーニングの中ではかなり大きな効果があったと思います。実際競技中のリラックスが2年前と全く違ってきました。まだまだ完全ではなく、まだまだ緊張も不安も起こりますので、今後も続けてゆくつもりです。

西村 瞑想で海とつながるような・・・よい結果、なりたい状況をイメージすることというのは、本当に大切なのですね。

平井 そうです。自己暗示というか強く思い描くことでポジティブにもなれます。たとえ調子が悪くても思い描いて継続すること、落ち込むより対策を練ってみること、などを意識していましたね。

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