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2010年12月24日

●もう大丈夫。

今日は一年に一度あるかどうか、という本気のセッションでした。
もちろん、いつも毎回全力投球なんですが、でも、それでもやはり、
ここは決めておきたい!というような場面があるものです。
お天気も、タイミングもすべてが完璧な流れで、自然に助けられて
とてもいい施術を行うことができました。
ありがとうございました。


今日はこの冬でたぶん一番だったのではないかという位
澄んだ空気で伊豆半島も富士山もくっきり、真っ青な空、しかも冬至近く
というのに太陽の日射しは暖かく、気温も15度近くまで上がっていて。

セッションでは、施術前にじっくりお話を聴きますが、
本日来られたお客さまは、そのときからかなり大きな感情の解放がありました。
そして心を穏やかに落ち着かせるスーパーリラックスのコースを。

終わったとき、お客さまの顔は、来たときとは別人のように
晴れ晴れとしていて、ああ、もうこれで大丈夫、峠は越えた、
そんな風に思いました。

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2010年12月14日

●ちゃんと、喜ぶ。

サロンには、いろんなお客さまが来てくだいますが、私が素晴らしいと思うのは、
毎月、あるいは月に数回、ある一定の長い時間をかけて
サロンに通ってきてくださるお客さま。どのお客さまも私にとっては
とても大事な方たちだけれども、そういった長いおつきあいができる方
というのは、その人の変容を一緒に経験することができるので、
ことさら思い入れも強くなりがちです。
(セラピストとしては、あまり思い入れが強すぎてもいけないのですけれども)


先日来てくださった方は、そういった毎月来てくださるお客さまだったのですが、
そのとき、とても印象深いことがありました。

その方は、私のサロンに来られる前、3、4年ほど前からずっと、自分自身を
真摯に見つめ、そして、大きなチャレンジと自己投資をし、そしていつの間にか、
以前のご自分では考えられなかったようなことを成し遂げていた、
という方でした。

わたしは取り柄なんて何にもない、ただの専業主婦で、子供と夫のとの関係性が
なかなかうまくいかなくて、そして病気にもかかり、どうしたらその状態から
脱却できるか、いろいろな方法を試し、そして実際に行動してこられていました。

モアナブルーに初めて来られたのは、確か今年に入ってからでしょうか、
いろいろなことが動き始め、でも、自分が思っているよりも速いスピードで
それが起こり始めてしまったため、ある種の戸惑いと恐れを持っているような
状態でした。


セッションを続けているうちに、その方はいろいろなことに気づき始めました。
自分が怖がっている、ということ。その恐れは、かなり根源的なものであって
他人に対する恐れというよりは、自分自身への信頼というところにあること、
具体的ないろいろな悩みの話もたくさん出ましたが、結局のところ、
自分のからだを含め、自分への信頼を無くしてしまっていて、
それをいかに取り戻すか、というところが、
ボディセラピーを通じて行うべきことのように思えました。


もちろん、それは他のいろいろなセッションやリーディングや
あれやこれやでもきっと同じことを言われていたでしょう。
けれど、からだからのアプローチは、頭で理解しがちな賢い人には、ぎゃふんと
しかいいようのない、強烈なブローを仕掛けてきます。
痛みやくすぐったさ、逃げる仕草、そのとき感じるあれこれ、
今というこの瞬間にフォーカスするしかない、逃げられない時間が
その人に新しい感覚と突き抜けるようななにか、を感じさせるのです。

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2010年12月02日

●フリーダイバーのボディメンテ

モアナブルーでフリーダイバーの平井選手をサポートしていることは、先述のブログサイトにも書きましたが、私自身がフリーダイビングを少しかじっていることもあって、平井選手の他にも友人であるフリーダイバーがときどきサロンに通ってメンテナンスしてくれています。

今週末、久しぶりにプール(そう、フリーダイビングって海だけじゃないんです)の大会があることもあって、大会前のメンテナンスのためにここ数週間で何人かの出場選手が来店し、施術を行いました。
先日は、いつも定期的に施術を受けてくれていた選手の方だったのですが、少し夏の間都合があわず、約半年ぶりにご来店してくださいました。そしてセッションが始まったのですが・・・。

上半身が動かない、固まっている気がするとのご自身の申告通り、かなり肩・首まわりの凝りが激しく、背中の筋膜が硬直したような状態でした。
「ちょっと痛いけどがんばってね〜」と声をかけ、筋膜リリースを行いましたが、背中の肌色は真っ赤になっています。(張りが強いと赤みが大きく出ます)
あ〜いたそ〜・・・(笑)

しかし、オイルを使わずに筋膜をもとある位置に戻すこのリリースを行うと、背中が本当に溶けたみたいな感覚になって、その後の深層筋へのトリートメントが劇的にやりやすくなります。というより、これをやらずに無理に筋肉を刺激してしまうと、筋線維が壊れてよけいに痛くなる、いわゆるもみ返し状態になりやすくなってしまいます。

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