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2009年10月13日

●スキあれば海アリ

今年は始動が遅かったけれど、9月後半に初練習に行ってからあとはフリーダイビングの海練習に3回参加した。ちょっと時間ができたらスケジュールを無理矢理なんとか都合つけて参加する、という感じになってきている。(何故かそうするとランやバイクのモチベーションは下がる。興味の集中度が変わるってことで、そういうものなのかな?)

スケジュールの都合上、ほとんどが前日にドタ参を決めることになるのだが、メリットは海况と天気を読めること。なので、いつも参加した日は、わりといい感じで潜れる日が多い。先々週は西伊豆の井田の練習会にも初めてお邪魔した。そして昨日は真鶴。海况はうねりが多少あり透明度は10mないくらいだったけれど、でもときどき晴れ間も出てまあまあのコンディションだった。

今シーズン初めて練習したときのコンスタントのMax深度が-8mちょっと、そこから-9mちょい、と少しずつ伸びてきた。わたしの課題はなんといっても耳抜きなので、いかにこの抜けにくい耳とつきあって、海と水圧に慣れていくか、ということに尽きる。

初めて練習した日に、「やっぱりこれは慣れるしかない、慣れなければ深度は伸びてこない」と思った。今までは耳抜けないから練習しても意味ないか、と思ってたのだけれど、そういって海に通わないと、抜けにくい耳が更に抜けなくなることがあっても、急に体質が変わって耳抜きがガンガンできるようになるとも思えないので、結局潜れないままになってしまう、という当たり前のことに気がついたのだ。

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夕日とともにポーズ!

まだまだ海の中では(陸でもそうだけど)落ち着きがなくて、あわわ、どないしよ!的なぎこちない動きが多い。水中でもラニヤードがひっかかったり、潜行速度が速過ぎて耳抜きのタイミングが間に合ってないことがあったり、課題は山ほどありまくり。

練習では、長く垂らしたロープ沿いにラニヤードというひものようなものをつけて潜るのだけれど、そのロープを数人で共有し、お互いウォッチしながら一緒に練習することになる。最近になってようやく、自分の順番が来ても心臓がドキドキもしなくなったし(←知らず知らず緊張している)、思ったより深く潜って、急に怖くなって、その瞬間にめちゃくちゃ息苦しくなる(←パニック寸前)、というようなこともなくなってきた。

そうやって本当に少しずつ少しずついろいろなことに慣れていく。自分を新しい領域に慣らしていく。それはきっとフリーダイビングの世界に留まらず、どんなことでもそうなんだろうな。

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そして昨日の練習、朝はもう体調も気分もあまりよくなくて、「キャンセルしようかな」位の気持ちだったのに、だんだん練習しているうちにその気分も薄れてきて、最後の1回では久しぶりにコンスタントで-11.3mと10m越えができた☆

一応自己ベストは-2年前に練習で出した-14mってのがあるんだけど、それは、途中で耳抜きのために止まって顔を上に向けたりしているので、あまり美しくないなと自分では思っていて、そうではなく、ジャックナイフで潜ったその姿勢のまま、下に潜って止まることなく行って帰ってきてこそ!という思いがある。そういう意味では耳抜きがしっかりできての-10m越えは素直に嬉しい。まだまだ課題がたくさんあるので、そこをクリアしていけば-15m越えもなんとなく見えてきた。

もうそろそろ海ってシーズンでもないだろうという季節だけれど、あと数回は練習に行けたらいいなあと思っている。だんだん海の中よりも外にいる時間がすごい寒くなってくるんだけどね〜スキューバならもうみんなドライスーツだけど、フリーダイバーは3mmスキンだから、厳しー!でも透明度は徐々に上がってくるので、10〜11月の海は意外といい季節なのだ。

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