●ダライ・ラマに恋して
ダライラマといえばチベット亡命政府の法王さま。こんなサイトもあるようですが、でも実はあまりよく知らないそんな私が読んだ本、「ダライラマに恋して」。
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著者のたかのてるこさんは、同い年の関西人で旅人、、、、というだけで親近感が湧きまくり。今も東映でOL?として仕事をしながら、時々企画書を書いて、休暇を使ってカメラマン一人だけ連れていって撮影し、その旅をテレビ局に持ち込んで番組にし、またその道中をエッセイにして出版しているというすごい行動力。島田紳助が“日本で一番面白い旅人”と太鼓判を押し、よしもとばななが“究極の旅人”と認めたというツワモノのシロートなのだ。
初めて書店でデビュー作「ガンジス河でバタフライ」の表紙を見たときはぶったまげた。これはあかんやろ。。。ってな感じのすっごい顔したバタフライ写真が堂々と、、、。そしてこの秋その本原作で、主演長澤まさみ(おいおい)脚本宮藤官九郎でドラマになるらしい。いったいどんなんになるのやら。。。
まあそれはともあれ、久々によんだてるこ本でしたが、面白かった。いつものような旅の抱腹絶倒支離滅裂記録という感じではなくて、自分の内面に入っていく旅を共有しているような気になった。チベットのことをほとんど表面的にしか知らなかったので、知っている人には「何を今更、、、」的なこともあるかもしれないけど、前世を覚えている子供の話、カルマという名前を持つ彼の禅問答のような話、チベット仏教って奥が深いなと思った。そして現在ポタラ宮があるラサではなく(そこも行ってみたいけど)インドのラダック地方って行ってみたいなーと初めて思った。
自分は今まで日本人として「一応なんとなく」仏教徒ということになるのかな〜と思っていたが、まるで何もしらない、お釈迦様の誕生日すら知らないという事実に愕然とする。