« 今日の夕焼け | メイン | 夢の深度 「カナヅチからトップアスリートへ」 »

2009年09月25日

●真鶴で素潜る

わたしはフリーダイビングというものを一応やっているのだけれど、プールでの練習は地味に続けてはいるものの、回数はそれほど多くなく、またあまり記録がどうこうっていうようなアスリートでもないので、深く潜るということに関してそれほど熱心ではない。が、やはり海で潜れるようになるためには、海に行くことが何よりも大事なことだ。

というわけで、去年東京フリーダイビング倶楽部の門戸を叩き、講習を受けて会員にさせてもらったのにも関わらず、それから一度も練習に出ていなかったのを反省して、先日初めて真鶴半島で行われている定期練習会に参加した。

manazuru.jpg

その前に海で練習したのは、確か・・・1年前、エジプトの世界選手権のときだ。(もちろん私はサポート参加)なんという間隔の空きっぷり。

フリーダイビングでは、ある程度の深度があるところへ行き、そこにロープを垂らして固定し、そのロープ沿いに潜って練習をする。本番もそのロープ沿いに潜って申告深度のところについているタグをとって帰ってくる。なのでいくら自分ちの前が海でも、ロープがないとあまりいい練習はできないし、なによりもやっぱり安全管理の面で、海をよく知っている人たちと複数名で練習することがとても大事なのだ。

で、その真鶴の練習。クラブでは自分たちで操船し、アンカリングし、練習し、片付けることが義務づけられていて、どんな人でもお客さん扱いはない。なので、みんながどんな風に機材を出して、船に載せてるのか、その様子をじっくり観察する。
本当はロープワークなんかも学ぶ必要があるのだけれど、とりあえず今はみんなの動きを見る。
100mのロープを下ろし、そこに10kgのウエイトをつけて降ろしたり引き上げたりするので、ものすご〜く力仕事だ。練習のあとにその片付けがあるのが結構大変。

manazuru01.jpg

海練習は、今までどんな風にやればいいか組み立て方がイマイチわかってなかったのだけど、あ、プールと同じでいいんだって気づいて、まずは水面でリラックスし、それから水面で少し息止めをし、そこから少しずつロープ沿いに潜行し耳抜きの調子を見ることにした。わたしは頭を下にするとなかなか耳が抜けないので、最初はフィートファースト(ロープを持って足から潜行)を試す。

頭を上にして潜ると、耳はそれなりに抜けているようす。でも10mを超えたあたりで急にちょっと怖くなる瞬間があって、いきなり焦る。落ち着け落ち着けって繰り返しながら、浮上する。このあたりは慣れなのかな〜と思う。いきなり焦るといきなり息が苦しくなるのだ。本当はもっと止めていられるはずなのに。今日の最高深度はFIMで12.8m。慣れればもう少しいけそう。

が、頭を下にして潜るコンスタントウィズフィンでは7〜8mラインで耳がロックしてしまう。耳の中でキューーーーーンという音が鳴ってしまう。それ以上無理に行くと鼓膜に傷がいってしまうので、今回はそこであきらめる。今回初めてバタ足ではなくドルフィンキックで潜行したのだけれど、見ていたお友達がキレイに入ってたと言ってくれたのでうれしい。

その日の真鶴は、かなり透明度もよく、途中まではほとんどうねりや流れもなくて最高のコンディションだった。が、途中から急に荒れ出し、すこ〜し波酔い気味に。気のせい気のせいと思いつつも、下を向くとつらいので、遠くを見ながらやりすごす。

耳が抜けないからわざわざ深度とって海練習行くのもな〜なんて思ってたけど、やっぱり行って練習してわかることっていっぱいある。これからはもう少し頻度を上げて海にも通いたいなあと思った練習会だった。秋、これからまだもう少しの間は水温も高めで透明度もよくて実はダイビングには最高の季節なのだ。あと何回シーズン中に海に行けるかわからないけれど、たまにはもぐもぐ潜ろうとおもった真鶴練習だった。

akisora.jpg

コメント

フリーダイビングって、「好きに潜って遊ぶ」じゃなくて、あのなんとかって女優さんもやっている競技みたいなヤツですね^^;。

ダイビングもお財布にゆとりがあればゼヒやってみたいです。
サトシは体験ダイビングを1回きりですが、すごく楽しかったですね♪。

いよいよアプネアデビューですね。がんばって。

>サトシさま
あの女優さんはもうやってないんですが、トライアスロンとはまた違う、ある意味対極にあるスポーツですね。競技は特にそう思います。
スキューバダイビングともまた全然違うんですよ〜フリーダイビングって魚見ないし(笑)フリーダイバーは本当に魚の種類を知りません(含むわたし)

>としさま
いやまあ、海デビューも、もう去年してるんですけどね(練習なしで大会に出た)
でもようやくこれからです。徐々に深度に耳とからだを慣らしていきたいなと思ってます。

コメントする