ボディセラピストの毎日

私はいったいどこへ向かっているの？でもなんとなくこっちに行かなくちゃ行けない気もする・・・なーんて思いながら惰性で車を走らせていると、「天の岩戸」入口という看板があるではないか。
天岩戸は去年の10月、宮崎県高千穂峡に行ったときにも行って、（全国各地に天岩戸と言われる洞窟がある。伊勢神宮の主神である天照大神の伝説と関連する場所。こちらにわりとわかりやすく書かれてました）で、宮崎にある大岩戸神社に行ったときはその洞窟では、なんともいえない不思議な気分になったことを覚えていたので、もしかしたら私は無意識の世界でここに行くために車を走らせていたのかな～・・なんて思い車を止めた。

そこは歩いてしかアクセスできない、人もほとんど来ない場所で、宮崎のものに比べると規模はかなり小さい。けれどそこから流れてくる清水を見ていると、その穴が人間の気管とか内臓とか、とにかく人間の内部から流れてくるようなイメージが湧いてきた。名水といわれているその水をペットボトルに入れてごくごく飲む。お水をたくさん飲まなくちゃと思って、とにかくたくさん飲む。

飲んでも飲んでも洞窟からは水が流れ出している。湧き出てるところだから当たり前なんだけど、なんだかそれを見ているうちに、いろんなことが思い浮かんできてだんだん涙が・・・。
こういうのをご神気に触れるっていうのだろうか。なんとなく自分の内側からいろんなメッセージがあふれ出てきたのだった。

次の日の朝、まだほとんど人がいない内宮を参拝する。冬だからか五十鈴川にコイは見当たらなかったけど、橋は以前と変わらずそこにあった。
「みちひらきの神様」として知られている（らしい）猿田彦神社にも寄ってみる。すると私はどうやら、猿田彦神社よりも同じ境内にまつられているさるめ神社のほうが気になったみたいで、やたらと熱心にそこにお参りしていた。
なんだか他人行儀な書き方なのは、理性じゃなくてこういうのは無意識の世界がそうさせてる、みたいな気分になるから。
意識と無意識って、2対8ぐらいで無意識のほうが大きいらしいから、自分というものは、自覚しているよりももっとわけがわからないものなのだなあと思う。

大阪に帰って、今回は数人の知人友人しかトリートメントできなかったけど、ありがたく施術させていただいたのちに、家族で和歌山方面へ旅行。熊野三山へお参りした。
別にうちの家族は信心深いというわけではないのだけれど、たまたまそちら方面に行くことになったので、せっかくだったら・・・ということで、関西方面の神様をがっつりお参りすることとなった。

熊野大社（本宮）では、熊野詣でのプチのろし？にモアナブルーの商売繁盛もお願いしてみたり（笑）。なんだかあちこちに神様にいろいろ現世利益をお願いしてしまった。こんな現金な感じでいいんだろうか～・・・なんて思いつつ、自然が多いところというのはそれだけで気持ちがいいし、なんか本当にエネルギーがチャージされてる気がするのだ。こういう商売をしているとやっぱり元気が一番だし、いろんな意味で消耗もしやすくなるので、常にチャージするってことを考えないといけないんだな～と思う。
今回の一週間の旅は、そういう意味で非常にチャージがうまくいったんじゃないかなとちょっぴり自画自賛。旅の最後には素晴らしい出来事も待っていたし！（そのことについては次のエントリーで書きまーす）