ボディセラピストの毎日

あともうひとつ、ここ最近うまく行ってるなーと思うスケジュール管理の方法に、バブルマップというのがある。ここにもともとのアイデアが書かれてあるのだが、百式というサイトを運営している田口元さんという方が開発した（というほどのものでもないけど）もの。

単に紙に箇条書きにTo do（やるべき仕事）を書くのではなく、吹き出しみたいに丸く囲って今日一日やるべきことを書き出すのだ。で、ストレスの大きいものほど大きなバブル（吹き出し）で、小さなものは小さく、できたらそのバブルをだーーーっとペンで塗りつぶす。この、できたら塗りつぶすってのが、ものすごく単純なんだけど快感なのだ。

できなかったものは次の日に繰り越すか、もっと細かい作業にできないかを考える。例えば、今日のリストの中に「顧客名簿をつくる」っていうバブルがあったとして、今日はできませんでした、という場合、なにか引っかかるものがあるはずなのだ、そのバブルより違うバブルのほうを優先したということだから。

その場合、次の日にはもっとたやすくできる具体的な方法を考えて、細かく細かく書くとよいらしい。例えば「名簿をつくるためにPCの電源を入れてエクセルを立ち上げる」とか「顧客リストをPCの前に持ってくる」だとか。とにかく実際にやる”行動”を書くのがコツのよう。

なんでかわからないけどなかなかやれないことっていうのは、こういう小さなことの積み重ねだから、そして１つほんの小さな行動を起こしただけで、次の行動っていうのは結構簡単にできたりするものだし、しかも単に下のものを上にするみたいなこともバブルにしておけば、終われば塗りつぶせるのだ！！（笑）ときどき私は、この色を塗りつぶしたいがためだけに行動しているような気さえすることがあるほどだ。

このバブルマップ、ちょっと前から時々やってたのだけれども、最近は毎朝必ず書くことにしている。朝ジョギングに行くとかフレッシュジュース作って飲むとか、直接仕事とは関係ないけど、絶対やりたいことも書いて、消し込むといい感じ。

こうしてやっていると、今までよりも短い時間でいろいろなことをこなせていることに気づく。消すバブルがなくなって、午後からは２枚目のバブルマップを書いたりしてね。

やりたいな〜と思っていながらなかなか手をつけられないでいることも、この調子ならだんだん実行に移せる気がしてきた。まだまだやりたいと思っていることのほとんどがアタマの中だけにあって、計画にすらなっていないことが多くあったのだけれども、こうして単純ないろいろな作業を繰り返して、頭の中の「あれもこれもやらなくちゃ」病がなくなっていけば、もっとクリエイティブなことに集中して時間を割くこともできるんじゃないかなと思うのだ。

そして、単純作業は単純作業で黙々とやる。編み物みたいに機械的に。
このバランスをとっていくことが大事なんだな、そしてなにか作業をやればやるほど、やる気が出てくるっていうのも不思議だな〜といつも思う。最初のとっかかりだけだけど、ここで８割ぐらいの力を使う気がする。そしてそれは脳の働きからしても充分証明できることのようだ。（その話はまた今度）