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2009年09月10日

●SKY AQUARIUM と REAL SKY

ちょっと御蔵の旅行記からは離れて・・・

先日、六本木ヒルズで行われているスカイアクアリウムというイベントに行ってきた。ヒルズの52階にある展望台に水族館のような魚を使った作品のような展示が行われているのだ。夜がおススメと聞いていたので、友人を誘っていざヒルズへ。

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六本木なんて久しぶり。ヒルズのタワーに上るのはこれが初めてだ。東京タワーが近くに見えてなかなか素敵な夜景だった。富士山もそうだけど、東京タワーも未だにどかーんと目に入ってくると結構感動するものがある。予想しないときに目の前に現れたときなんかは特に。こないだ船から見たレインボーブリッジや羽田空港も見えた。

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このイベントは3年連続で行われているらしいのだけれど、今回は龍ちゃんこと友人でプロフリーダイバー篠宮龍三さんも関わっていて、彼のバハマで潜った105mの日本記録ダイブの様子が大スクリーンでずっと流れていてステキだった。彼は今ONE OCEAN(うみはひとつ)というコンセプトの元にいろいろなことを仕掛けていて、その一環としてこの企画とコラボしたらしい。

9月12.13日は東京アクアリオというイベントで巨大水槽の中で篠宮選手とシンクロの選手がスタティック(水中息こらえ)対決をしたりもするらしいので、スカイアクアリウムと合わせて興味のある方はぜひ六本木ヒルズへ行ってみてね!わたしも日曜日に行けたらいいな〜・・・。

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わたしは大阪のど真ん中で育っているので、やっぱりこういう都会っぽい雰囲気も好きだ。東京というのは平地が多くて夜景がどこまでも広がっていて綺麗だなあと思うし、(夜景だけがキレイともいうが)ヒルズやミッドタウンは、やっぱりなんだかんだ言っても日本の企業やイベンターがお金とエネルギーの総力挙げてつくりあげた素晴らしい人工世界なので、それはそれで見応えがある。

サカナたちの環境的にはこのてんこもりはどうなのよ?と思いつつも、でも幻想的で美しい水槽は、ずっと眺めていても飽きることがなかった。そしてSKY CAFEでカッコイイおにいさんにカクテルをつくってもらって夜景を見ながら一杯、なんて都会っぽいシチュエーションなのでしょう。

でも何故か、逗子駅に降り立って長者が崎から海沿いにカブを走らせているとなんだかホッとする。夜8時を超えるとまるで深夜かのように静まるこのあたりの風景は、完全なイナカでもなく、でも都会っぽいリゾートっぽさが多いわけでもなく、不思議に落ち着く景色なのだ。

ときどき、夕暮れどきには、嘘じゃないかというくらい突然ものすごいキレイな夕焼けが見えることもある。窓を開けたら海と夕陽と富士山が見えて、歩いて3分で海岸に出られるこの環境は、本当にほんとうに素晴らしいものなのだな、とときどき改めてここにいられることに感謝する。


突然雲間から太陽と富士山が(台風の日の奇跡!)

わたしは旅好きだし、流浪の民っぽい生活をここのところずっとしているので、いつまでここにいられるかなんて全然わからないけれど、とにかく今は自分の今の環境を幸せだと思っていることは間違いなくて、ときどきあまりに当たり前になってしまって忘れそうになるけれど、たまに都会の風に吹かれて刺激を受けるのも大切だし、そうすることで改めてここの良さも感じるのだなと思った。

そういうバランス感覚っていうものがたぶんとても大事だし、どちらかが偏るのは自分にとってはよくないことなのだろう。そしてそれは現代社会に生きる人たちのほとんどがきっとそうなのだろうなぁ、とも思う。

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