ボディセラピストの毎日

そう思いつつも、とにかく探すしかない。
地元の友人に泣きついていろいろ探してもらったり、近くにいい物件がないか一緒にバイクでうろうろしていただいたり。
地元の漁師さんに空いてる家ないか聞いてくださった方もいた。また、たまたまうちにサロンの広告を出さないかと営業に来ていただいた方に「実は、、、」なーんて事情を説明してたらその後気にかけてくださって「こんな物件出てましたよ」なんてお電話くださったり、、、。不動産屋さんもちょっと面倒な客にもかかわらず、そういうことをするんだったらこんなところがいいですかね〜なんて言って海見え物件や見晴らしのいい物件を案内してくださったり。
なんだか、すごく大変な時期だったけど、その分人の温かさみたいなのがじんわり伝わってきて、本当にここに越して来て、こんな素晴らしい近隣の人たちといられてよかったなあ、、ってちょっぴり泣けた。

その中の一件で古い日本家屋が候補に挙がった。平屋のかなり古い物件。たぶん築50年くらいは経ってるだろうという欄間があって全部和室！みたいなところだった。家の中から海も見えるし、かなり広い床面積。THEジャパニーズって感じで逆にこんな家でハワイな雰囲気が出せたらいいんじゃないかな〜なんて気分が盛り上がり、物件を見ても「ここはいいかも！」と思って話を進めたいと言ったのだった。

けれど一番の懸案は大家さんが私のボディセラピーサロンの営業をきちんと理解し許可してくれるかどうかということ。（他にも金銭面などの保証の件など賃貸契約するにはいろいろ面倒なやりとりがあるのも気がかりだった）

不動産屋さんのほうから、その点ちゃんと大家さんに説明していただいて、サロンのサイトなども見ていただいてそれでもOKかどうか確認してみてくださいとお願いしてみた。
「そんな毎日何十人も来るような店じゃないし静かにやるんだからそんな気にしなくても大丈夫じゃないかなぁ」なんて担当の方はおっしゃってたけれど、やっぱりドキドキする。

次の日にまた電話で連絡が入ることになりその日の下見は終えたのだった。