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2006年11月16日

●真夜中の下見ー引越顛末記6ー

実は平屋の物件と併行して、別の不動産屋さんをたまたまネットで見つけて相談メールを送ったら「ここはどうですか?」と提示されていた物件があった。物件の外観写真も見ることができたのだけど、その印象があまりよくなかったこともあって、当初は乗り気じゃなかった。
日本家屋が決まるかもしれないから断ろうかな〜と思ったりもしたけれど、せっかくだから内覧だけでも約束してみようかな?なんて思っていたものの、鍵の受け渡しなどスケジュールがうまくあわず、内覧日が延び延びになっていたのだ。

けれど、自分が出した条件「秋谷近辺で バス停に近くて 海が見えるまたは海まですぐの物件で、家賃は現状と同程度、駐車場も確保したい」には確かに全部合致する。そしてこの物件は2階建てでもあった。でもまあ、他にも2階建ての物件はたくさん見たけど全部ピンとこなかったしな。。。いろいろな思いが交錯する。

とにかくまずは見に行ってみよう。突然そう思い立って出かけることにした。その物件は近所のコンビニからすぐだと書いてあったので、アイスを買うついでに見てみようと思ったのだ。
何も真夜中のそれもどしゃぶりの雨の時にでかけなくてもよかったとは今でも思う。しかしどうしてもそのとき見たくなったのだ。
コンビニの駐車場に車を停め、アイスを買ったのちにその物件を見に道路を渡り、坂道を上りはじめた。
「あれ?ここって。。。?」

green.jpg


その物件をひとめ見たとき確信した。
「ワジョさんが言ってたの、ここだったんだ」と。

思った瞬間、ロングスカートの裾を自分で踏んで思いっきりこけた。左膝を強打。雨でスカートがびちゃびちゃに濡れる。痛っと思いながらも、その物件の前で傘をさしたままぼーっと立ち尽くしていた。痛さとびっくりしたのでなんだかわけがわからない。

なんと私はその家の前の住人がどんな人か知っていたのだ。半年ほど前に偶然友人たちと散歩をしていたらガレージセールをやっていて、そこで灯油用の赤いポリタンクを譲ってもらったその家が、候補物件だったのだ。そう、そこには以前家族連れが住んでいた。。。
「日当たりのいい2階建ての家で、前に家族連れが住んでいたところ」それが彼女が予言した新しい家の姿だった。ここはその全てを網羅している。。。

もちろんここが本当にワジョリーナさんが言ってたところかどうか、正解は誰にもわからない。だけど、本能?カン?とにかくよくわからないけど、見た瞬間「ああここだったんだ」と思ったのだった。

この真夜中の出来事はちょうど平屋の物件がまだ進んでいる頃だったので、「まあとはいっても、別にここに決めるわけじゃないしね」と思っていたのだが、気がついたら候補はここしか残っていないのであった。

コメント

オー いよいよ終盤かー

 ワクワクしますねー

 見るのが楽しみになってきた

きたきたー!!
いよいよ次は最終回??

たのしみやわ。。

おめでとう!
新しいスミカが見つかったんですなぁ!!

それにしてもすごい顛末記。

>河童童子さま
あははは、楽しんでいただいてるよーでなによりです!

>エミさま
いや~来たねぇ~まさかこんな話につながるとは8月に話を聞いたときには思いもしませんでした。

>shinagyさま
見つかっちゃいました!長文読んでいただいてありがとうございます。
なんだかね~現実じゃないみたいな顛末になっちゃいました。でも、これが現実なんだよね。ウソみたいだけど現実。不思議。。。

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