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2007年03月01日

●君は「不都合な真実」を見たか?

3月1日。1日は映画の日ということは頭の中にはあったけどその日にわざわざ映画を見に行ったことは今までの人生でほとんどなかった気がする。ま、たかだか映画の日にそんな人生なんていう言葉を使うのもどうかとは思うが(笑)。

最初は友人と横須賀の映画館へ行ってドリームガールズを見ようと思ってたのだが、所用で行けず。でも気分は映画モードだったので、何か見たいなーと思ってネットをうろうろしていると、友人がこの「不都合な真実」のことについて日記を書いていた。
それまでこの映画のことは全く知らなかった。でもwebサイトの最初に出てくる映画の予告編を見たら、「見るしかない」と思った。車で行こうかと思ったけれど、地球温暖化の映画を見に行くのに車を使うのはあかんやろ〜と思い直し、駅までバイクを走らせた。

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電線に切り取られた富士山

前回のアメリカ大統領選挙で接戦を繰り広げ、なんだかうやむやになりながらも負けたことになったゴア氏。この人はもともと「地球温暖化」に関することを大学で学び、それをライフワークにしていたらしい。映画は彼が世界中で何千回も行っているスライドショーをそのまま撮影しつつ、彼の生い立ちなどいくつかのエピソードを織り込みながら淡々と進んでいく。そう、淡々と、しかし内容は非常に衝撃的だ。

ここ数年の「異常」気象。でも異常が続きすぎて何が正常かよくわからなくなっている「ぬるま湯に入れられたカエル」のような私たち。この3月半ばにもソメイヨシノが咲きそうな、2月中から菜の花満開、真冬日がなかった函館、雪が一度も舞わない東京、誰もが「こ、これはやはりちょっとおかしいのでは?」とわかりやすく思う今こそ、この映画が出るタイミングだったのかもしれない、と思った。
事態はそしてこのことが叫ばれはじめた20年位前から更に深刻化し、もしかしたら沸点に達する数秒前なのかもしれないとこの映画を見て思わされた。これは政治の話ではなく、人類全てのモラルの話だというゴア氏の発言に納得。彼が大統領になれなかったのは、もしかしたらこうした活動をもっと全世界に知らせる使命があったのかな〜なんて勝手なことを思う。

今、自分にできることはそれほど多くないかもしれないけれど、CO2削減の第一歩は「なるべく車を使わない」ことかなって思った。できるだけ原付か自転車か歩きで、公共の交通機関を使うこと。レジ袋持参よりはよっぽど直接的な貢献に思える。(←もちろんこうした小さなこともとても重要だけれども)あとは、アマゾンや楽天でよくモノを買うけれど、「買わない」ことが一番の貢献かもしれないけど(笑)、もし買うとすれば「まとめ買い」するとその配送に関わるトラックが出すCO2量に影響する。アマゾンなんて1500円以上は送料無料だからついついすぐポチッとクリックしちゃうけど、やっぱしそれはまずいかも。

こうしてひとりひとりが自覚していけば、「集合的無意識」が働いてどどっと大きな流れになると信じたい。まあとにかく、もし予告編見て「ややっ」と思われた方は是非映画館へどうぞ。こうした地味な映画の特徴としてなかなか上映している映画館が少ないのが現状ですが・・・ちなみに私は川崎のTOHOシネマズで見ました。映画の日ということもあってほぼ満席でした。

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コメント

さすがにこの気候は、オカシイ…

もともと免許ナシなもんで、車はほとんど使わないけど、最近は、自転車を愛用してます。
出来ることから少しづつが大事だとつくづく思うよ。

ひとりひとりが意識して小さなことで動いて、
もしかして集合的無意識も動くかも。

わたしも映画見てくるね。

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