« 6月13日 おがさわら丸出航 | メイン | 6月14日-2 胸キュンスイム »

2007年06月19日

●6月14日-1 曇天の父島

午前11時半、定刻におがさわら丸が父島とびうお桟橋に到着した。あいにくの曇り空。とりあえず今のところは雨ではないけど、そのうち降りそうという暗さ。しかも涼しい。ここのところずっと小笠原の天気予報もチェックしてたけど、最高気温が東京よりも2〜3度低い日が多かったもんな〜。

久しぶりに会う顔、初めて会うスタッフなどにご挨拶しながら宿へ。同じ便で来た人は7名。簡単に自己紹介などしたのち部屋へ。宿は男女別の相部屋なので、一人で行っても誰かしらお友達になれたりするんだけど、なんと今回は2階の女子部屋貸切。8人部屋にひとり。。。お風呂キッチンなど使い放題で便利だけどなんだかちょっと寂しいではないか。

今日はのんびり原付でも借りて島を一周などしようかななんて思っていたら、だんだん雲行きが怪しくなってきて雨が降り出した。雨の原チャリって。。。雨のシュノーケリングって。。。。一人って。。。寂しすぎる。
というわけで、船長の田中さんに「今日は行かないです〜」と言ったその舌の根が乾かない間にプラン変更、入港日午後の半日ツアーに出ることにした。雨が降ってもイルカはいるし!海の中は雨関係ないしね。

パパヤの半日ツアーの場合、だいたい父島の周りをイルカなど海洋生物を探しつつ、枕状溶岩や枕水カルスト地形の様子を観察しつつ、海鳥を眺めつつ、東京都の保護下にある南島というところへ上陸し、またイルカを探しながら(もちろん見つけたらドルフィンスイムして)帰ってくるというパターンが多い。
misspapa.jpg
今日のコースを説明中

ミスパパヤという大型クルーザー船は2階建てでトイレも温水シャワーもあるし、また非常に乗り心地がよい。私はイルカと泳ぐのも相当好きだけど、このミスパパヤ(通称ミスパパ)に乗って海の上を走っているのもそれとおんなじぐらい好きなのだ。それは船長の田中さんの飾らない人柄やよく通る声のせいもあるだろうけれど、同じツアーに乗り合わせたお客さん同士も仲良くなったり、スタッフの子と話をしたりするその雰囲気も好きな理由のひとつかもしれない。

ただイルカだけだったら御蔵島のほうが、すぐいるし遊んでくれる率も高いんだけど、やっぱり私は小笠原が好きだ。ここのツアーだと、面白いスポット(ダイビングスポットや釣りで有名な岩や洞窟など)でも泳がせてくれるし、イルカだけじゃない、それ以上の何かが毎回あって、それに私はものすごく惹かれているのだと思う。

oga_dolphin03.jpg
イルカ発見!

ツアーは雨のせいもあって人数がそれほど多くなく(18人位だったかな)二見港を出港してすぐにイルカもいた。早速海に入る。

つっ冷たいっ!水温22度くらいらしく、それってうちの近所とあんまり変わらないのでは・・・?小笠原の海は水温が低いと海の色もややくすんでることが多く踏んだり蹴ったり。水温が高くなるとボニンブルーと呼ばれるものすごく群青色が濃い素晴らしい色になる。
もちろんそうはいっても水温低くても透明度はそれなりに(15mくらいかな?)あるんだけれどね。
oga_dolphin04.jpg

「はいどうぞ〜」
マイクでエントリーしてもいいよっていう合図が出て、船尾から3点セットをつけて海に入る。ウエットスーツを着ている人も多かったけど、ウエット着ると潜れないから私は最初からラッシュガードと短パンと決めていた。
がっ寒い。特に水の中よりも、スタンバイして入水を待っている間が特に寒くて、はっきりいって足ががたがた震えてた。

パパヤでのドルフィンスイムは「今イルカは3時方向です(イルカがいる位置を時計に例えていう)はい、今5時〜」「はい、入って左〜」というような案内をしてくれる。と同時に素早くエントリーしないと、イルカはさささーっと通り過ぎてしまうことが多い。
oga_dolphin06.jpg
水中暗くてボケボケですねん

久しぶりに見たミナミハンドウイルカ。なんかでかいぞ!!
ここ3年ほどはずっとハワイ島にいるハワイアンスピナードルフィン(ハシナガイルカ)ばかり見ていたので、その違いにびっくりした。ハワイのスピナーはくちばしがすっと細くて長く、体型もわりとスリムな感じなのだが、ハシナがそれに比べるとだいぶずんぐりむっくりしている。御蔵島のハンドウイルカよりは小笠原のほうがサイズが小型らしいけれど、それでも久々に見て思ったのは「わっでかい!!」だった。

イルカたちはわりと元気で、一緒に泳いだりしつつも速いスピードで通り過ぎて行く。そのスピード感もハワイ島のドルフィンたちにはないものだ。だいたい湾内に入っているハワイのイルカたちは半分寝てるんだもんな〜と妙に納得。
勢い良く写真を撮ってみるものの、太陽が出ておらず水中が暗いことと、久々のドルフィンで興奮してることもあって、なんだかまともなものが全然撮れない。それにイルカと遊ぶか撮るかはどちらかしかできないので、最初はそんな冷静になれないため、興奮してぐるんぐるんまわったりした。

oga_dolphin05.jpg
興奮して遊びながら撮るとこういう写真になりがち

何度かそのイルカたちと遊んだあと、南島へ。ここで初めて来る観光客の方は必ず行く必須スポット。鮫池というネムリブカ(鮫の一種だがおとなしい)がうようよいるところから上陸し、カツオドリの繁殖場所や扇池などを観光する。
が、私はもう南島には3回行った。(ちなみにパパヤのツアーには15回以上は参加している)なので、こんな雨の日にわざわざ上陸することもなかろうと、そのまま残ってイルカを探したい人組に入った。常連の人たちはそうして南島上陸時に残って少ない人数でドルフィンスイムを楽しむのだ。

ところが今回のツアーは私以外全員南島へ行ってしまった。あれれ?もしや船も貸切??

コメント

>水中暗くてボケボケですねん

って、一瞬イルカが言ってるのかと思って吹き出してしまった……。
なんか貸し切り多そうですな(笑)
続きを楽しみにしてま~す!

お帰りー、
今回、天気は残念だったねー。
でもまた違った体験ができたようですね。
パパヤのお二人も元気そうで。
いやー、またいきたくなったなぁ。
引き続きレポート楽しみにしてます。

>§あすか§さま
あはは小笠原は東京都だから関西弁じゃない気がする(笑)続きがんばって書くのでよんでね〜

>3Gさま
ただいまでーす☆天気は初日は雨でしたが、次の日からどんどん良くなってきて出航日はクリアな晴れでした。晴れ女が活躍するにはちょっと行くのが早過ぎたらしい。
今回パパヤのツアーに行く以外のことを何もしていないので、2航海することがあれば今度こそシーカヤックやりたいです。。。レポート続きお楽しみに〜

コメントする