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2007年06月20日

●6月14日-2 胸キュンスイム

なんとツアーの人たちは全員南島へ上陸。研修生の女の子と私の二人だけでミスパパ貸切になってしまった。なんて贅沢な。。。プライベートチャーターですよ、わお〜。
早速イルカを探すために巽崎方面へと走らせる。ハートロックと言われる断崖絶壁のそばを通り、少し穏やかになっている湾に入って減速、田中さんと一緒にイルカを探す。

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このイルカを探すというのはなかなかに難しい。凪いでる日はまだマシだけど、波間に時々息をしにあがってくるイルカたちの背びれを探すのだ。一度潜ると1分から2分くらいは上がってこないので、その行く先を予測しながら探していく。
初めてこのスイムの船に乗ったときも、お客さんが結構頻繁にイルカを発見していた。が、自分には全くわからない。こんな大海原であんな小さなイルカのヒレを見つけるなんてあり得ん!と思っていた。が、人は慣れる生き物で、最近はちょこちょこ発見することもある。おが丸の中からも背びれを見たように、意外とだんだん見分けられるようになってくるらしい。
船長の田中さんが遠くのほうをじっと見つめる。私も同じ方向を見ていた。が、見つけられない。んーここにはいないかなーーーなんて思ってふとボートのすぐ下を見ると、あれ?いましたイルカたち。なんとなくこちらに向かっている風でもある。
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ラッキーー!早速スイムの準備をする。このときの用意というのは本当にドリフの場面転換くらい(たとえが古いが)あっちゅー間にやる必要がある。でないとイルカがまた潜っちゃったりしてわからなくなることもあるからだ。
この時期まだ冷えてるので、ウェットスーツ着てるお客さんも多かったが、今まで私は一度もドルフィンではスーツを着たことがない。敏捷性に欠けるし、ウェイトがないと潜れないからだ。
というわけで気合いでGO!水着の上からラッシュガード、短パンで水に入る。

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コバンザメつきですね

スタッフの子と二人だけのスイム。他のツアー船もいない貸切状態。
こういうときはだいたいものすごくいいスイムができることが多い。このときもそうだった。水の色もわりとクリア。いきなり親子のイルカが私たちに興味シンシン。特に子供はまだ赤ちゃんみたいで、つるんとしていてとっても小さくてかわいい。
私が写真を撮ろうとフィンを下に潜ったまま水中にいると、その赤ちゃんイルカも同じ体勢(水中で仁王立ち状態)でじいっとこちらを見るではないか。くううーーーかわいいっ!!お母さんイルカもそれをじっと見ているだけで嫌がったりはしていない。

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くううーっかわいすぎる。
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お母さんと子供 今回のイルカのベストショットの1つかも

その後、別のイルカたちともかなりいい感じで並泳したり、イルカたちに上下を挟まれたりしてものすごく濃密な時間を過ごした。なんだか、本当に胸がきゅーーーんと締め付けられるような感じになって、ちょっと息が苦しくなった。本当に息がもたないというわけではなくって、あまりの強いエネルギーにクラクラしてしまったような感じ。
こういうことは何回もドルフィンスイムしてもそうそう味わえるものではない。これぞ、イルカとコミュニケーションしているという醍醐味。野生の生き物と心を交わすというその奇跡的な経験は何度味わっても大感激。胸がいっぱいになって感動のあまり本当に泣きそうになってしまった。

今この瞬間を生きている。この一瞬一瞬こそが大切なのだ。

そんなことをドルフィンスイムをしていると痛切に感じる。過去でも未来でもなく、今この時を精一杯生ききる。今の世の中それが意外と難しいけれど、イルカと海の中で泳いでいるときは、みんなただイルカを見たい、泳ぎたいって気持ちが強くて、イルカが機嫌よく遊んでくれるとうれしくて、(寝てたり素通りのことも結構ある。フンしながら泳いだりとか)ただそれだけ。無心で遊ぶということを、大人になってからなかなかできないそのことを、ドルフィンスイムは叶えてくれるように思うのだ。
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その後、ツアーメンバーと合流したあともイルカはなかなか活発に遊んでくれて、そのときは気づかなかったけれどあとで写真をみてみたら、初めて小笠原に行った2002年のときにも会ったMくんという遊び好きのイルカ(胴体の白い反転がMって書いてあるようにみえるからそう呼ばれてると思う)とも再会していてうれしかった。

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Mに見えますか?

雨でも、寒くても、震えてても(笑)大満足の初日半日ツアーだった。夜は島寿司など食べてあっという間に就寝。明日は朝8時からケータ島ツアーだ!

コメント

イルカぁ~私は会えませんでしたが…この日記読んでたら、自分も一緒に泳いだ気分に浸れますね♪

ほぉ〜

良い写真だ!
イルカと泳いだことはないけど、海の中をボ〜っと、漂うだけでも気持ちイイのだから、「イルカ」が一緒だったら、もっと楽しいに違いないね!

コバンザメがイルカにもくっつくものだと初めて知りました^^;

きゃ~~~ ウットリ★

>まるこさま
一緒に泳いだ気分になる?(^^)
でも本当に水中で会ったらこの何十倍も感激するよ〜次回は会えるといいね!!

>のんのんさま
ダイビングの楽しみの1つが「リラックス」だとすると、イルカとの素潜りは「エキサイティング」という感じかなぁ。実際泳ぎ疲れてハァハァいうし(笑)ダイビングより体力勝負度が強いかもー。実際イルカと泳ぎたくても数回エントリーしてあとは見てるだけって人も多いしねー。私も最後は筋肉痛でした(何度も波の中エントリー&エグジットするので腕が疲れる)

>ともみさま
結構な確率でコバンザメくっついてるよー
ハシナガイルカが派手にジャンプするのはコバンザメがうっとうしくて払いたいためっていう説もあるらしい(笑)

>ゅ*^^*ゅ さま
ウフ☆うっとりしてくれてうれしいーー
バハマもいいけど、次は小笠原、どうよ???
バハマや御蔵から比べたら今はあんまりからんでくれないけど、その分遊んでくれると感激度がアップします(笑)

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