« 6月16日-2 長く濃い一日 | メイン | 台風が去った夜 »

2007年07月06日

●北丹沢12時間耐久山岳レース!

なんだかすごい名前のタイトルですが、別に私が出たわけじゃあありません(汗)でも7/1に行われたこのレースにわたしが参加している(というよりほとんど宴会要員ですが)葉山トレイルランニングクラブのメンバーがこぞって(13人)が出たのです!

大会前日から会場入りしてみんなでキャンプ。大きなバンガローを借りて、雨がざあざあ降るなか、ご飯をつくってわいわい食べつつ(私は遅れて夜着だったので残ったものをがっつり食べましたが)10時には就寝。朝4時起床。私は何もしないのに朝はばっちり目が覚めてしまった。

今回私は応援ということで、みんなが走ってる間に荷物の番をしたり、スタート前の緊張をヒーリングでほぐしたり、途中の補給所で応援したり写真を撮ったり、、、、と裏方に徹する。また、43km、高低差1000m以上というマラソンより過酷なレースのため、万一のための救急セットなども持っていく。

最近の私はまーったく走らず、というか運動もしてないような状況だったので、みんながこんなレースに出ているということが信じられない!でも4月の青梅が終わった後からこのレースに挑戦するため試走しに行ったり、各自走り込んだりみんな頑張っている様子だった。
大会参加者は1000名以上。8割くらいが男子だったので、男女ほぼ同数で走った私たちはゴール後の会場では非常に目立っていたに違いない。大会関係者っぽい人からなぜかsoyjoy(シリアルバーみたいなやつ)をプレゼントされちゃったし。

朝から、カーボローディングでご飯を炊いて餃子も焼いて(笑)5時前には食べ終わる。午前7時スタートなので、2時間前までに食べておけばOKなのだ。スタート1時間くらい前になるとさすがにみんな少し緊張してきたみたいなので、女子だけだったが少しずつ頭を緩めてリラックスさせる。

トイレやなんやかんやとバタバタしていたらあっという間にスタート数分前。もうスタート地点にはすんごい行列ができていた。レースに出場するのは、HTRCに突如現れたウルトラマラソンランナー(しかも優勝とかしちゃう月間800kmとか走っちゃう人!)のらりおさんから、第1関門(制限時間4時間半)を自分的ゴールにしている女子(つい半年前まではまったく走ってなかった人)までいろいろ。私とほぼ同時期に走り始めた友人もエントリーしていて、自分が今全然走れていなく、しかも健康上も多少走ることに不安があるという状況に焦りと悲しみを感じるが、とにかく今はみんなを応援するのみ!

kitatanzawa01.jpg

午前7時、地元青年団?の太鼓や笛、獅子舞の踊りを横目に見ながらみんな一斉に走り出す。最初はロードだがすぐにシングルトラック(人ひとりしか通れないような山道)に入るので、渋滞がおこる。その前になんとかみんな前につこうと結構はじめからスピードを出す人が多いそう。

kitatanzawa02.jpg
よく見たらトラックの中でやってるんですね(笑)

みんなが行ったあとは、私はヒマだわ〜なんて思ってコーヒーなんか飲んでのんびりしてたのはほんの1時間半ほど。第1関門へは車でも行けるので、応援をしに走ることにする。
が、迷う(笑)。会場のキャンプ場を出てすぐどっちに行くべきか全然わからない。私が見ていた地図は実は10年前のもので、そこには今あるバイパスが書かれていないのであった。がーん。

なんとかしてようやく第1関門に到着したのが午前10時過ぎ。スタートしてから3時間ちょっと。制限時間が4時間半で、わりと早く通過しそうなメンバーの目標時間が10時だったので、まあそんなものかなーと思ってそこで見ていた。
すると、関門手前の給水所でバナナを配っていたのは、メイドさんだった!爆
真面目にコスプレしてなんかみんなかわいいぞ(笑)4時間近く走ってボロボロになってる選手もメイドさんやバニーガールをみてにっこり笑ったり写真撮ったりするのがかわいい。

kitatanzawa04.jpg
実は都内からわざわざ自費でコスチュームを買って来ているらしい。
ちなみに去年はチアガールだったとか


10時半近くになってようやくメンバー登場!その後も次々に関門通過!渋滞で待たされることが結構多かったらしく、1時間位ロスしたという人もいた。みんなの笑顔が最高に素晴らしい。がっつり握手をしたり写真を撮ってから、その後に待ち構える姫次までの坂へ向けて走っていった。
女子の多くはここでリタイヤ。制限時間以降に入った人たちはそこからバスでスタート地点へ送ってもらえる。
私もみんなのご飯をつくらなくちゃと思って、12時を過ぎたあたりで帰ってきたのだが、その道の途中で、「制限時間内に入れなかったことを反省して歩き&走って戻る」っていう人がいて、その精神にものすごく感動した。私だったら無理だな間違いなくすぐさまバスに乗っているに違いない。

帰ってきて少ししてから、ダッチオーブンで私の得意料理であるサムゲタン風スープを作ろうとしているところに、早々とゴールをしたメンバーが帰ってきた!!!ぎゃーーまだ12時半ですよ?5時間半でゴールしてきたのだそう。43km標高差1000mですよ??12時間耐久なのにすごいっす、、、、。

その後併設された温泉でのんびり浸かっていたらゴールしたという電話が。その後続々みんながゴール!みんな素晴らしい笑顔。第1関門、第2関門で惜しくも間に合わなかったメンバーも戻ってきてみんなで祝福☆

そして最後を飾ったのは、女子唯一第1関門を突破し、走り続け、10時間を切るゴールをしたanikingちゃん。思っていたよりも早く「帰ってきた!」って声を聞いて、たまたまみんなゴール手前で待っていたので、全員でゴールのところで待つ。
みんなの顔を見て突然涙があふれだす彼女。号泣しつつ汗でぐちゃぐちゃになりつつゴールをした彼女にみんな抱きついた。すばらしいゴールだった。あー思い出して書いてるだけで涙が。。。

リタイヤした人も、ケガで出られなかった人も、みんなみんな素晴らしい。そんな風に強く思った大会だった。そして私は、まだ走れるほどの体力はないけれど、こうしてみんなと一緒にいられ、大感動をもらえ、「第一関門で待っててくれてめちゃくちゃ力出た!」って言ってくれた人たちの少しはお役にたてたかなと思うとうれしい。レース後はみんなハイになっていてケガもなかったしそれほど苦痛そうじゃなかったけど、次の日はみんな超過酷な筋肉痛になったらしい。そりゃそーだよな。。。

フリーダイビングやアイアンマントライアスロン、そしてトレイルランニング(ってか山岳走ですよね今回のは雰囲気的に)、そのどれもが「精神的肉体的にある種極限のところに向かうスポーツ」で、そういうものに私は縁があるらしい。自分ではなかなかそこまで至ることができないけれど、そういうものに憧れる要素が自分にはあって、だからこそこうしてそうした仲間たちと一緒に過ごす時間を大切にしたいと思うのだろう。
そしておそらく、そうした人のサポートをすることが私の「お役目」の一つに違いないと最近は確信しているのだ。

kitatanzawa03.jpg

コメント

ナイスサポート、お疲れ様でした!ばななんさんがいあたからこそ、安心(?)して走れました。感謝×2です!

去年までは一人でレースに出ていましたが、HTRCに入れてもらったので、みんなのためにゴールしようという気持ちが強くなりました。みんながんばっているから、とか仲間の存在が大きなモチベーションになっています。

これからもよろしくお願いします!

>らりおさま

らりおさんだけ早過ぎて第一関門通過見届けられなくてごめんなさい。ゴールしたときもじゃがいも切ってたし(笑)

HTRCのようなほぼ初心者集団の中にいて(もうそうはいえない実力がみんなついてきましたが)らりおさんは不満じゃないのかな〜と思っていましたが、いつもニコニコクールにいらして素晴らしいです。

でも仲間はホントにいいですよね。自分のゴールだけでなく他人のゴールも同じぐらいうれしい気がするし。私はみんなといたいから走ることをあきらめないでいる気がします。こちらこそこれからもよろしくお願いします!

いつからりおさんの後ろをカブで追いかけて箱根に行きたいです(笑)

すごいレースがあるんですね~。びっくり・・
ってか、絶対むりそうだ~^^;
でも、バナナ配るくらいなら!?笑

コスプレには笑えました~♪
しか~し★
ばななんさんは素敵なお役目をしてますね~
ワタシもセラピストの卵です(卵にもならないけど・・)いつかそんな女性になりたいな~

コメントする