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2007年07月15日

●台風が去った夜

昼過ぎから薄日が射したり小雨だったりした台風一過の秋谷。
今日は一日ほとんど家から出てなかったのだけれど、さっきふと思いついて海まで歩いてみた。
坂を下りはじめると聞こえてくる激しい波の音。もうずいぶんこれでも波は引いたのだろうけれど、まだまだ波の音は激しい感じだ。

ふと空を見上げると、、、なんとそこは満天の星空。薄い雲が少しだけでているけれど、台風の風がすべてのスモッグを洗い流してくれ、まるで旅先で見るようなすばらしい星空がそこにはあった。
南西の空には大きなさそり座が。家の近くでさそり座を見たのは初めてのことだ。さそり座は南の空のわりと下のほうに出てくる星座だから、本州で見るときは相当空が暗くて、スモッグの影響がないところじゃないと全容はなかなかみえないのだ。真上には夏の大三角形。きっとこないだは会えなかった織姫と彦星も今なら会えるだろう。

typhoon_night.jpg
藤沢方向の明かりが見えています

海岸に出てみると、波が砂浜ギリギリのところまで来たのがよくわかる。今も波はふだんは砂浜っていうところをも巻き込んで、時折すごい白くて強い巻波をセットで起こしながらこちらに向かってくる。すごい迫力だ。
いつもとは違う波の音。今家に帰ってきて窓を開けてみると、聞こえてきたのは自動車が通る音じゃなくてその波の音だった。

海の向こうには、くっきりと伊豆半島の明かりが見える。熱海か伊東あたりだろうか、山の上の明かりまではっきり見えて、何故か雲が明るく光っていて山の形もくっきりみえる。今日はまだ新月なのにどうしてこんなに明るく見えるんだろうか。

風が冷たくて気持ちいいと思ってたのは最初だけ、だんだん涼しくなってきたから海岸にいたのはたった10分程度のことだったけど、海に出る前とはまったく違う気持ちでPCに向かっている自分がいる。台風がいろんなものを洗い流している。自然の凄さを肌で感じる夜。

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