ボディセラピストの毎日

東京湾フェリーというのは三浦半島の久里浜と房総半島の金谷を結ぶ東京湾を横断するフェリーで、所要時間は約35分。神奈川から千葉の房総半島へ行くには車だと今はアクアラインという選択肢があるけれど、お盆で車は混んでるしガソリン代もかかるから、ここはエコな乗り物リトルカブの出番。ま、もちろん徒歩とか自転車という選択肢もあるけど、とりあえず今回はバイクということで。

久しぶりのロングツーリング、１泊キャンプ旅もしたいなという気もしていたけれど、まあそれはまたのお楽しみにして、とりあえず早朝６時半頃秋谷を出発。久里浜へとカブを走らせる。30分くらいで久里浜港到着。運良くすぐにフェリーに乗り込むことができた。

いや〜船旅はいいねえ。たった３,40分のことなのに一気に非日常モードに入ってしまう。お盆なのでそれなりに人は乗っていた。でもバイクや自転車は数台だけ。なんだかさみしいですね。
朝から何も食べずに走ってきたので船内で軽く朝食。ここ数日のかんかん照りからすると少し雲行きがあやしい感じだが、かえって日差しが強くなくていいかな。

金谷港に到着し、今回はそのまま山間部を通って鴨川まで抜けるコースをとることにした。実はずいぶん以前にカブツーリングしたことがあるのだが、できればそのときと違うルートを走ってみたい。そしてできるだけ主要国道を使わずに、細いくねくねした車の通らない道を走るのがカブツーリングの醍醐味だと思っているので、そういうルートをできるだけとるように。

なんせ目的地というのは特にないのだ。だいたいこの辺に行こうかな？というのはあるけど、走ることだけが目的みたいなものなので、寄り道しようが迷おうが途中で止めようが気楽な１人旅。

走り始めて10分くらいした頃、雨粒が落ちて来た。
わーーまさか雨とは！！しかし一応持ってきていたパタゴニアのジャケットがうまく雨よけになってくれた。ボトムもすぐ乾く素材のものに素早くはきかえてまた走り出す。
朝から夕立？みたいな感じで、雨粒がいちいちでかくて顔に当たると痛い。けど、走ってると涼しくてわーーーって声を出して笑いたくなるくらい気持ちがいい。

走っていると「大山千枚田」の看板が。おっ前から行ってみたかったところだ。寄ってみることにする。
都心から一番近い棚田との看板がたっていて田んぼには稲穂がたれていた。朝まだ早いながらも他にも見物している人もいる。確かになかなか見応えがある棚田だ。千葉も海沿い以外は相当山深い感じがする。この感じは紀伊半島（和歌山）にも似ている。紀伊半島のほうがもっとスケールがでかくて幽玄な感じがするけれど。

この棚田はきちんと手入れがされていたけれど、走っている間、「ああここはきっと元水田だったんだろうなぁ」と思われる草ぼうぼうの土地が結構あった。日本の食料自給率が40%を切ったというニュースがふと頭をよぎる。都会っこの私がどうこう言える話じゃないけれど、誰かうまく役立てていけないのかな〜。。。と思った。

その２へつづく☆