ボディセラピストの毎日

と、ここまで書いてふと気づいた。私は今、いままで自分に禁じていたものをいったん全部許可するというプロセスを実践しているのかも？と。

数日前まで、こうしたキケンな食欲に対して「絶対やっちゃいけないことなのにダメダメ私ったら！」という気持ちでいた。「痩せたい」とか「カラダを鍛えたい」という気持ちが強くなっているのにもかかわらず、どうして食欲は別のベクトルに行ってしまっているのだろう？と疑問だった。

だけど、もしかしたらこれには何か自分では計り知れない何か意味があるのかもしれないな、と思って、ちょっと怖いけど、えーいここまで来たら何でも来い！！全部オッケー、好きなものを好きな時間に好きなだけ食べちゃえ！！と開き直ってみることにした。
自分のカラダを信頼するということは、今はこうしてジャンクに走ってるのもなにかそれをカラダが必要としているということを認めるということであって、またはこの醜い鈍った自分の姿でも大丈夫！と今のありのままの自分自身にＯＫを出すということなのかもしれない・・・。

で、ここぞとばかりにハーゲンダッツアイスのミニカップを４つ買ってきた。アイスもあまり買わないようにしていたものの一つ。特に買い置き厳禁ってことになっていた。
今は、炭水化物LOVE状態で、朝起きたらご飯、昼にパスタ、夕方パスタの残り、夜も煮込みうどんを食べちゃうぞ、みたいな感じになっている。

でも不思議なもので、そうやって何でも食べていいよ！と許可してみたところで、そんなにむちゃくちゃはしないものらしい。ジャンクフードはもう１年分位食べた気がするので、今はそれほど食べたくないし、チョコレートも今のところそれほど欲しくない。今日はなすのシンプルパスタを食べてミルクたっぷり甘みもたっぷりミルクティを飲んで満足まんぞく。

「欲しい！」→「ダメダメ！」→『葛藤』→『抑圧』というこのプロセスは、実は食欲だけじゃなくて、他の分野にも大きく関わっている気がしてきた。いろいろなモノや感情を人は「欲しい」と思うけれど、そんなのワガママだ、とか多分無理だろう、とかそういった左脳的判断に基づき禁じたり、控えたり、抑えたりしている。
それは、現代社会においては素晴らしいものとされているし、実際全然それが機能しないと社会生活というものを営むには難しいのかもしれないけれど、あまりにもそうやって自分を律することが当たり前になってしまうと、心の底で感じている「ほんとうに欲しいもの」がなんなのかもわからなくなってしまう。

自分にとって「ほんとうに欲しい感情」はなんなのか？
食欲という欲望に隠れた感情はいったいなんなのか？
今まで抑圧していた感情とはどういう種類のものなのだろうか？

・・・実はもう自分の中でこれかな？っていう答えは出ている。
認めるのに時間がかかったけれど、間違いなくそうなんだろうと思う。

で、「そうですその通りです」って認めてしまえば、その感情を抑える必要もないし、コントロールする必要もないんだろう。あるがままを認めれば、自ずとその後は正しいあり方に変わっていくはずだから。律するんじゃなくて、自然に任せてゆだねること。食欲もそれはきっと同じことなんだ。

ダイエットする人が必ずリバウンドするっていうのは、きっと「自分を律して、もしくは罰して」ダイエットするから、そのたがが外れたときにその倍以上を食べてしまうからだろう。罰することなく許していけば、（それはとても怖いことだけれども）おそらく自然にあるべき体重なり体型なりになっていくはずだ。

そして今の私はもしかしたら多少これもあるかも？・・・。もともと冬に弱りやすいからなぁ・・・。今年はなんだかんだいってまだ暖かいけど、カラダは冬を感じているのかも。

冬でもこんなさわやかな感じを忘れずに！