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2008年03月19日

●ちいさな冒険

3月18日、サロンもお休みで天気もぽかぽか気持ちがよかったので、トレーニングも兼ねて近所の山を歩くことにした。家の前の坂道を上っていくとほとんど誰も通らない子安の里への山道につながっているのだ。そこを歩いて葉山方面へと向かうことにする。

荷物は最小限、一応三浦半島の詳細地図は持ったけれど、参考になるのかは不明。
歩き始めてすぐに、息がはずんできた。まだ走ってもないのにこんな調子で約2週間ちょっとあとに控えるトレイルランのレースで完走できるのだろうか・・・。まあしかし少しずつ歩いたり走ったりしてケガしないように鍛えていくしかない。

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水仙と菜の花のコントラスト

子安へと抜ける山道は、家の裏とは思えないほど本格的な山道だ。アップダウンはそれほどきつくないけれど、あまり整備はされていないので、1月末の大雪で倒れたと思われる木がそのままになっていたり、わりとワイルドな状態である。夏のあいだは草がすごくて通れなくなってしまうそう。

子安へは歩いてだいたい30分くらいで到着。ここは本当にいつ来ても「ここってなに時代?」と思ってしまうほどのんびりした空気が漂っている。車1台やっと通れるかといった坂道と昔ながらの民家。梅や水仙、今は菜の花も咲き乱れて、のどかそのものである。

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梅には本当にいろんな種類があるんだね

ここまではわりと何度も来たことがあったのだけれども、今日はここから先が本番である。子安から峯山を抜け、星山と言われる集落を目指す。

初めて歩く道はいつもドキドキする。自転車でもバイクでも車でも、なんでも「お初」の道はワクワクしてしまう。いったいどんな景色なんだろうか?どこへつながっているのだろうか?

デジカメのバッテリーが切れてしまって写真が撮れなくなったのがとても残念だけれど、とにかく北へと進路を取る。最初は普通にアスファルトの道路だったのが、だんだん細くなって山道になった。このあたりの道は途中でなくなったりすることもあるようなので、さらにスリル満点である。引き返すのはなんかソンした気がするもんね。

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ところどころの分岐で、どなたかがボランティアで作ったようなお手製の看板があって助かる。
ずんずん歩いていくと、下山口の奥地にたどり着いた。こんなとこ初めて来たよ、、、。
このあたりには伝説の温泉(葉山のパラダイス!)があるらしいのだが、今回それを発見したくて歩いてみたが、妙な看板だけしか発見できなかった。ああ一度は行きたい星山温泉。ちなみに温泉といっても、熱いお湯が湧いて出てるわけじゃなくて、「入りたいんですけど」というとそこからお湯を沸かしてくれ、ホーローの湯船に入るというものらしい。もちろん施設は古びている。
しかしながら入ったことがある人によると「お湯は絶品」らしい。
あーーー秘湯好きの私としては、こんな近場の超秘湯、絶対に一度は行ってみたいのだ。

アスファルトの道が続いていたが、途中で脇にそれてみるとまた山道があったので入ってみた。するとその道はどうやら峯山方面へと向かっているらしいとわかった。このあたりは全部未知のゾーンなのでどの道がどこへ出るのかさっぱりわからない。
少し開けたところに出てきたら、グラウンドらしきところに出た。山の頂上に「久留和グランド」と書いてある。こんなところがあるなんて知らなかった!!近くの人が犬を放して遊んでいた。遠くにはキラキラ光る海。なんじゃここは!!最高にいいとこじゃないか!お弁当とか持ってきて食べたいぞ!

その後長者が崎まで出て、一色〜森戸海岸の海沿い散歩をしたのち、暗くなってきたのでバスで帰路についた。4時間ほどのご近所ウォークだったけれど、あれこれ大満足、やっぱりこのあたりは最高に素晴らしい!と秋谷&葉山のよさをしみじみ感じた1日だった。
心拍計によると消費カロリーは975kcal。うーんそれもうれしいぞ(笑)

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黄色い水仙と海。

コメント

写真がすっごくきれいですね!ばななんさん、プロ?!

>のこさま
いやいやそんな〜おだてないでくださいよぉ〜(^^)
褒めていただいてありがとうございます!

最近のカメラはコンパクトなやつでも、手前がはっきり後ろがボケてるっていう構図の写真を撮れるようになってるんですよね。
またこの子安ってところは非常に被写体として素晴らしい場所で、花爛漫の今はフォトジェニックな風景がたくさんあるんですよ〜

のこさんも一度是非歩いてみてください!

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