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2008年03月24日

●全脳を使え!

この週末は、マインドマップのセミナーとマナカードの半日ワークショップに出席した。

マインドマップというのは、自分の考えやノートを取るときに、独特の木の根っこのような書き方で行っていくというもので、トニーブザンというスイス人の博士が考え出したアイデア。今ビジネスマンの間でちょっとしたブームになりつつあるらしく、ビジネス本コーナーには結構この手の本が置かれている。
前からちょっと気にはなっていたものの、本は分厚いし、難しそうだから私にはとりあえず今はいいかな?と思っていた。

が、どうもまわりでマインドマップを使ってる人がちょくちょく目について、しかもビルゲイツやアルゴアなど超賢い有名人もこれを使っているというではないか。たまたまノートをこれで取ってる人がいて、話を聞いてみたら「セミナーに出た方がいいですよ」と言うので思い出したのだ。以前会社の同僚だった知人がこのマインドマップのインストラクターを目指していると言っていたことを。

そして運良くその方に連絡が取れて、このセミナーを受けることができたのだった。
このセミナーでよかったことは、このマインドマップの作り方のテクニックを聞けたことではなくて、その考え方について触れることができたことだった。セントラルイメージというのが大切だということ、曲線や色、イメージや記号を使うのがとても大切だというその理由。

これらは全部、脳の「右脳」を活性化させることができるのだそう。
直線でモノラルなものよりも、色をつかってカラフルに、楽しんで、キーワードを書き連ねていくと、連想術が働いて、普通にメモをとるよりも長く印象的に記憶に残るのだそうだ。

maui_rainbow.jpg

実際やってみて、すごく楽しかった。カラーペンをたくさん使って、下手でもなんでもいいからとにかく少し絵も入れながら、1枚の紙に自分の考えや、記憶したいルールや、会社の方針などいろいろなことをマインドマップで表現していった。まる1日のセミナーだったけれど、あっという間に時間が過ぎて、もっと時間が欲しい!と思ってしまうほど集中できたのも、右脳と左脳の両方を使ったいろいろな理屈があるらしい。うーん素晴らしい!

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(↑ちなみにセミナー後に本を買ったが、やっぱり本だけだとわかりにくいように感じた)

そして次の日、仕事の合間に、マインドマップのようなビジネススキルに近いようなセミナーとは全く関係のない、マナカード(ハワイの神話をもとにしたオラクルカード)の半日ワークショップに行った。


マナカードはもともと私は持っていて、やり方なんかはよくわからないけれども、カードを引いて、解説本に書かれてあるメッセージを読んで、「ふむふむなるほど、、、そうかあ」なんて思っていた。神話に基づいたメッセージはなかなかに深遠で、とても面白いのだ。

この一見なんの関係もない2つのセミナーだけれども、実は共通することがあった。そしてそれは私にとってとても大きな気づきになったのだ。

マナカードをみんなで1枚ひいてみましょう、、といったことをやっていたとき、その1枚のカードを見て、どんな印象だったか、その絵から何を感じるかをみんなでお話してシェアしようということをやっていた。そのとき私は気付いたのだ。今までカードを引いても全く、全然絵なんて見てなかったということに。

カードを引いたら自動的にすぐに解説本のメッセージを読んでいた。カードの絵に何か意味があるなんて、考えたこともなかった。
でも、よくよくカードをじっくり見ていたら、そこにはたくさんのことが書かれていた。それぞれでその絵の受け取り方も全く違う。1枚のイラストから得られるインスピレーションを大事にしなくちゃいけなかったのだ。

そう、私はどうやらすぐに文字に頼る、左脳的な考え方が優位に働きがちなのだとそのとき気付いた。感受性がないわけじゃない、むしろ強い感受性をあまり影響されすぎないようにセーブするようにしていた。(すぐに泣いちゃったりしたらいろいろ大変だと思ってたから)映画も小説も、見ると入り込みすぎて疲れるからあんまり見ない、、、とか。
そしてそれが長年の癖となって、右脳の力を弱めさせていたのだろう。

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色をいっぱい使って、曲線で、イメージの力を最大限に活用する。それが創造性を高める右脳の力。そしてそれを論理的に考え、言語化するのが左脳の力。マインドマップはその両方を使おうという考え方であり、マナカードのイラストからメッセージを読み取る力は、まさに右脳を使う練習そのものだと思った。

そうして全脳を使うことがたぶんすごく大切なのだ。どちらが大事かということではなくて、その2つとも、右脳も左脳もフルに使って、無限の可能性を信じて、自分の創造性を高めることが大事なんだと気付いた。

現代社会は左脳中心で、どうしても論理性、言語化といったことを重要視するけれども、脳の性能をフルに活かすには、歌ったり踊ったり絵を描いたりしながら、楽しみながら学習することが実は一番よいことなんだな。

ちなみに、マインドマップを提唱しているトニーブザンの協会では、これを子供たちに教えるというプロジェクトをやっているらしい。小学生に『ごんぎつね』というおとぎ話(泣けるんだわ〜これが)の続きをマインドマップを使って考えさせる試みなどもやっていて、相当大きな効果を上げているらしい。小さいころからこうした最先端脳科学を応用したやり方を身につけられるととてもいいだろうなあ〜と思う。

bigisland_sunset01.jpg

コメント

私も前から、マインドマップが気になって子供用の(ほうがわかりやすいと聞いたので)本を買ったけど
やはりイマイチつかみとりにくいです。

セミナー、私もいつか行きたいな。

わたしもばりばりの左脳人間で、
頭でウンウン考えてしまう癖があります。
マインドマップ、初耳です!
マナカードは、わたしも持っててよくひきます。
右脳、たくさん使いたいですね〜。
よい情報ありがとうです。

>のこさま

なるほど、子供用っていいかも。見たことないけどエッセンスは詰まってる気がします。むしろ子供のような気持ちで取り組むことがキーのような気もしますね〜。

>アヤさま
アヤさんみたいなクリエイティビティを発揮させる人はマインドマップ向いてる気がしますよ〜

マナカードのワークショップでの気付きは私にとってはかなりショッキングでした。カードのリーディングってきっとこんな風にみんなやるんだなあ、、、なんて思いましたよ。

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