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2008年05月13日

●四川省の地震

震源地のパンダ研究センター、連絡不通に…周辺に280頭

【北京=佐伯聡士】新華社電によると、中国の国家林業局は12日、マグニチュード7・8の地震の震源地に当たる四川省ブン川県にある「臥竜パンダ研究センター」と連絡が取れなくなっていることを明らかにした。(ブンはサンズイに「文」)
 同センターと外部を結ぶすべての通信サービスが寸断され、地元の林業当局にも情報がない状態だという。
 同センターでは130頭のパンダが生育されており、臥竜の自然保護区にも野生のパンダ150頭が生息している。yahooNewsより

2002年に私は成都をはじめ、世界遺産である四川省九サイ溝、黄龍に行ったことがある。このときはいろいろな出来事があって非常に思い出深い場所である。

行ったことがあるところが被災地になるっていうのは、ことさら胸が締め付けられる。もちろん行ったことがないからミャンマーのサイクロンはどうでもよくって四川省の地震が気になるっていうわけではないけれど、より身近なものとして迫ってくるのは確か。成都のイトーヨーカドーかあ、行ったことあるなあ、とかニュースのコメントなどでも懐かしかったりして。

それはともかく、震源地の地図を見たときから気になっていた。震源地のあたりって確か九サイ溝に行くときに通ったあたりじゃないかな〜と。私が行った頃にはまだ成都からバスで1泊2日かけて行くしか方法がなくて、(今は途中の高地に空港があるらしい)その途中から少し逸れたところに臥竜パンダ保護センターがある。

お金を積めばパンダと記念撮影をさせてくれるらしい?というウワサもあったが、ぐーたらなパンダがたくさん見られて非常に楽しかったパンダ保護センター。
その保護センターあたりがどうやらやはり震源地らしい。

パンダ目当ての個人観光客はいなかったかな?九サイ溝ツアーの人たちは大丈夫かな?連絡不通状態が続いているようだし、とにかくここは中国人観光客ももんのすごい多い一大観光地なのだ。テレビで見てると神秘的で美しい、、、人がいない秘境って感じなんだけど、行った人はわかるが、「それどうやって撮ったん?」って思うくらい、ものすごい人が思いっきりポーズをとって記念撮影しまくるのが九サイ溝、五彩池付近なのである。

それに成都って、今話題のチベット族の人たちもたくさん住んでいる。高地になればチベット自治区など少数民族がたくさん住む場所もある。
阪神大震災のときもそうだったけど、震源地の情報が一番遅い。当時私は大阪に住んでいたけど、最初のテレビでの一報は「奈良県のお年寄りがケガをした」っていうものだったはず。
神戸の映像が伝わってきたのが地震発生後1時間半後、その後阪神高速の橋桁が崩壊したという電話情報などが入ってきて、震源地の情報が入ったのはそれからもっとずっと後のことだった。

お昼過ぎのことだったから学校の崩壊で生き埋めという報道が多くて心が痛む。
とにかく早い救助活動と道路の復旧を願っています、、、。

IMG_1452.JPG
2002.竹富島

コメント

四川省へ救助活動に今すぐにでも飛んで行きたい心境です・・・。

九さい溝は四川なんですね。
前に話してくださいましたよね。
あの美しい九さい溝はぶじでしょうか。
震源地の情報、本当に入ってきませんね。
はやく救援が行われることをねがってます。

そして、しゃしんなぜ竹富…(^^)

>motokoさま
やはり甚大というコトバでは片付けられないほどの被害でしたね、、、、。こないだ新宿駅で留学生?が募金活動していて、少ないながら募金したのだけれど、「これって詐欺じゃないかな?」と一瞬警戒した私がいて、自分でちょっと悲しかった、、、。世知辛い世の中ですな、、、。

>アヤさま
そうなんです。九サイ溝でも死者が50名出たとどこかに書いていたので、土石流含め自然遺産自体にも大きな被害が出ているかもしれないですね。
成都からの道は、本当に1本しかなくて、まわりがものすごい高い山に囲まれてるんですよね。
だからそれが寸断されたら終わりだと思う、、、。そしてあのとき通った道路、休憩したり宿泊したりした街、名前も覚えていない街だけど、まちがいなくそこは壊滅的な被害を受けている場所だと思うと、本当になんともいえない気持ちになります。あの強烈に汚いトイレでさえも、、、(笑)もう行くことはできないんだろうな、、、。

写真は2002年のを探していたらこれだけ出て来たんです(笑)中国の写真はデータ消失して皆無なのであります、、、。

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