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2008年06月16日

●something newなこと

(なんかこれまた長文になったのでお時間ある方のみじっくりお読みくださいませ〜)

いったいいつ意識し始めたのか、どこに書いてあったのかも忘れてしまったのだけれど、最近意識的に「今までやったことないこと」「躊躇してたこと」にチャレンジするようにしている。
たぶん最初はなにかの占いとかおみくじとかそういうものに書いてあったアドバイスだったように思う。そこには、自分が今までやったことないようなことや違う世界に足を踏み入れてみると運が開けますよ、みたいなことが書いてあった。

単純な私は、なるほどそうか、じゃあやってみるかな〜、、、と思って、なるべく今までは避けてきたようなことを積極的にやってみることにした。

そのうちのひとつが森川あやさんがやっているビューティワークショップへの参加。メイクとファッションであなたはもっと輝くことができます、という3回シリーズのワークショップだ。

メ、メイクですか・・・(^^;;;めちゃくちゃ苦手分野なんですけど。
ていうかおもいっきり腰が引けてるんですが。「それって私に必要なのかな?」「別にメイクがんばらなくても今まで生きてこられたし」とか抵抗するココロがむくむくと沸き上がってくる。

しかしながら、彼女の個人セッションを受けたときから、「この人はすごい!」と思っていたし、外見を整えることと内面を磨くことはセットだし、実は表裏一体なのだな、要するにカラダを鍛えるとココロも鍛えられるというのと同じことが、もしかしたら見た目と内面にもいえるのかもしれない、と思い始めたら、なにがなんでも行かなければ!という気がしてきたのだ。

それに彼女のすごいところは、メイクアップの技術そのものも素晴らしいけれど、それと同じぐらい、いやもしかしたらそれ以上にすごいのが、WSの中でその必要性がある場合は外見の美しさを阻む内面のどろどろしたもの(私って価値がないとか美しくなんてならなくてもいい存在だとかいう思い込み)を参加者が手放す手助けをしてくれることだ。

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シリーズをまたいで都合3回出席したそのワークショップは、最初は私が持っているメイクや自分を美しく見せることというものに対する恐れを手放すことから始まった。
それは、自分の内面の奥深くをたぐり寄せ、引き出し、解放するものだった。
ビューティワークショップ という名前にだまされた!と言ってもいいほど(笑)見た目のテクニックは皆無の、外見をどうこうする前段階の出席者同士のシェアリングを含んだ深〜い会だった。

面白かったのは、そうしてまったく外見をどうこうする話は出てこず、しかもさんざん涙を流したので(笑)目も腫れぼったくてぼーっとしてたのにもかかわらず、そのWS後に行ったヨーガのレッスンではやたらとみんなに「今日はどうしたの?なんかすごいキレイになってる」とかなんとか複数の人に言われたのだ。えええっっ!?なんで? 

あまりにもみんなに言われたので、不思議に思って家に帰ってから鏡を見てみたら、なんということでしょう!(笑)いつも顔の左右バランスが違っていて左目が下がって少し暗い感じになっていたのが、左半分の表情がやわらかくなって目の輝きもかなりよくなっているのだ。
わお〜!!!まじですか!! 内側からの癒しが本当に顔を変えたんだ!!

そしてその後の2回では、実際にメイクや洗顔法、自分にあったファッションなどの実践的なアドバイスを含むワークショップとなった。
出席されてた方もとっても素敵で美しい人ばかりで、私がこんなとこに混ざっちゃっていいのかしらって思ったけど、あやさんはよく参加する人たちも意味があって集まってきたんですよ、っておっしゃっているので、私もここに混ざっていいってことなんだ、とちょっと勇気が出た。

お化粧するのが楽しいなんて今まで一度も思ったことがなかったけど(!)最近は、結構楽しい。
ちゃんとマッサージしてあげると本当に肌のつやとか変わってくるし、(まあマッサージは一応本職だしね、、、やれば結果は出るのはわかってたんだけどさ)そうなるとケアするのも楽しくなってくるというものだ。

ひとつそうして新しいことをすると、他にもチャレンジする気になってきた。

asagao.jpg

そして昨日は(ホントはこれを書きたかったんだけど長くなっちゃった)フリーダイビングの講習を受けてきた。まわりに超トップフリーダイバーはたくさんいるし、最近はプールで少し練習したりしはじめてたけれど、実は海でウェットスーツ着てちゃんとロープ沿いに潜る、というのは一度もしたことがなかったのだ。

「まあ私は別にすごい記録を目指したいってわけでもないしさ」
「今もまあそこそこイルカとも泳げてるしそこまでしなくても」
「講習って厳しいらしいから大変そうだな〜」
「どうせやったってたいした記録にならないんだし」

みたいな気持ちがあってなかなかその世界に踏み込む勇気がでなかった。
自分が得意なことはどんどんやるけど、一度腰が引けるとなかなかそれに手をつけようとはしないのが私のダメなところだ。

けど、こうしたsomething newなこと(ちょっとした新しいこと)が、自分の持っている世界をもっと広げてくれて、そして運も開けるんだったらやらない手はない。そしてトップダイバー直々に指導を受けているなんて、こんな恵まれた環境なかなかないな、このチャンスを逃げ腰になって引いてたらダメだって思うようになった。

というわけで、昨日はみっちり真鶴でフリーダイビング、海での練習法、セキュリティ(これが重要!)の方法を教わってきた。南国帰りのカズさんに冷たい日本の海で熱く指導してもらった。
もう、なんていうか、慣れてないから、船に何を持ち込むかもわけがわからないし(フィンソックス忘れてロングフィン履けず)、どぎまぎするし、ウェットスーツはなかなか着れないし脱げないし(うまく着脱しないと破れる)、ジャックナイフはメタメタだし、耳は途中で抜けなくなるし、セーフティのテストでは足つっちゃうし、息はもたなくなるし、最後ちょっとバテて波酔いしかけたし、自分の中では課題ばかりだったけれども、なんとか無事終了することができた。

freediver.jpg
美しいストリームライン(私じゃないよん)

だけど、帰りの渋滞した車の中で、ふと思った。
私、今なんか新しい場所に来た気がする、と。

ずっと階段でいうところの踊り場にとどまって、次のステップを上がれないでいるような感覚が続いていたのだけれど、勇気を出して新しいことにチャレンジしてみたら、気がついたらもう次の階段登りきってた、というようなそんな感覚がふとしたのだ。

行動パターンを変えてみる、なにか少し新しいことにチャレンジする。
これって、すごく大事だな、と思った。ちょっと躊躇してしまうようなことであればあるほど、そこに何かネガティブなものが隠されているから、達成したときには、気付かないうちにそのネガティブも超えはじめているような気がする。

自分を美しく見せること。
こつこつと努力して練習を続けること。

どっちも私にとって超ニガテで、自分にはできない、ムリムリ、もしやれるとしたら、死にものぐるいで必死のパッチでやらなくちゃいけないって思い込んでた。

でも思い切ってチャレンジしてみたら、その両方とも、そんなに思ってたよりは大変じゃないような気がしてきた。イヤなことだと思ってたことが、そうじゃないって神経回路が切り替わったら、楽しくできるような気がしてきたのだ。
練習って本気でやればはるほどしんどいし絶対につらい、と思ってたけど、今は、自分の課題がいっぱいみつかって、それを克服するためにはこうしたほうがいいかな、とか次はああしよう、とかいう気持ちがあるから、そういう気持ちには今のところなってない。キツい練習=つらい練習ではないんだな。

仕事の面でも今また新しい局面にさしかかろうとしている。今までやったことないことに挑戦する。
ドキドキするけど、とにかくまずは始めてみることだ。カッコわるいとか気にせずに、軌道修正どんどんするつもりで、最初から完璧を目指さないで、ね。

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コメント

意外!
てっきり、ばななんさんは、フリーダイバーなのかと思っていますた!!
それと、内面どろどろのものを引き出してくれるWSって、怖そうだけど、すごいですねぇ~~~!!
一度、そんなふうに引き出してもらってみるのも、いいのかもしれないっす・・・。

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