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2008年09月25日

●プールと街の様子 〜エジプトよもやま話その3〜

海の競技が終わると今度はプール競技に移る。次の競技はスタティック。水中でどれだけ息こらえができるかその時間を競うものだ。どの競技でもそうなのだけれども、この競技は特に精神状態がもろに結果に左右する。どれだけ集中できるか、そして集中するだけでなく、どれだけ体中の力を抜いてリラックスするか、何も考えないようにするか(考えると脳で酸素を消費するのだ)がタイムを左右する。

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大会会場になったプール

今回、最初は1日で競技が終了するはずだったのだけれども、なにせ9月上旬のシャルムエルシェイク、昼間の気温は40度くらいある。しかも9月に入ってラマダーン(イスラム教の断食月間)になった・・・とは関係ないと思うけど、とにかく暑くてプールの水温が34度ぐらいあるからウェットスーツ着てられないし、脱いだら脱いだで背中が暑くて焼けて気が散る、、、というわけで、日が沈んだ夜間に行われることになったのだ。

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スタティック競技本番中

スタティックの公式練習も夜間に行われた。屋外プールのナイターでスタティックなんてなかなか経験できないことだ。
それにしてもこのプール、世界選手権なのに50mプールじゃないというのもビックリだが、25mプールだと思っていたら、ちゃんと計測してみたら17cm足りなかったというおまけつき。スタティックでは関係ないが、次のダイナミックではみんな1mずつマイナス(1m以下は切り捨て)で計測されてしまうので、150m泳いだ!と思っても公式記録は148mだったりする。

しかも、床が変形していて、深いところは1.8m位あったと思うが浅いところは1.2mで、妙な段差があったりして、泳ぐのにとても技術を要するプールなのだ。幸い日本は練習環境があまりよくないので、深い50mプールで練習する人よりも25mプールで泳ぎ込んでいる人も多いから、そういう意味では日本有利だともいえる。ヨーロッパの選手はみんなふかーいプールで水温もつめたーーいところでいつも練習しているそうなので。

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衝突注意!

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シャルムエルシェイクでにぎやかなところはプールがあるオールドシャルムというところと、高級ホテルが立ち並ぶナアマベイというところの2カ所。ホテルからは夕方に毎日どちらか行きの無料シャトルバスがあったので、何回か街へも繰り出してみた。

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いたるところにいる猫。

一度、時間があったので昼間に行ってみたのだが、ラマダーンということもあり、全然店が開いてない。開いてる店もなんかこう、、、やる気がない感じ。そりゃ日中40度とかあるのに水も飲めない食べ物食べられないとなれば、やる気もなくなるわな、、、。スーパーみたいなところのお土産コーナーが暗いなあと思いつつ歩いてるといきなり床で寝てる人!がいたり。

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この店の奥に人が寝てたら、、、びっくりするでしょ??

ホテルで水を買うと1本1ユーロと結構高いので、街へ行ったときに買うことにしていたが、一番安かったのはスーパーで1.5リットルのエジプトローカルミネラルウォーターが1.75ポンド。町中の売店で買うと1本3ポンドのところと2.5のところがあったが交渉しても2までは下がらなかった、、、。ちなみに同じ水でもエビアンは輸入品で超高級らしく、知らずに箱買いしてしまったKさんはあとで大変後悔していた。1本の価格は日本で買うより高かったかも。ちなみに1ポンドは日本円で約20円。

滞在したホテルでも町中でもそうだったのだが、とにかく夜がにぎやか。パスポート落として夜11時過ぎにナアマベイにあるツーリストポリスに行ったら、今まで見たなかで一番のにぎわいでビックリした。こんなに人がいるんだ〜!でもアジア人は本当にみかけない。みーんな(おそらく)ヨーロッパ人。特にイタリア人とロシア人が多いそうだ。もちろんエジプト人も見ない。お金も基本はエジプトポンドだけど、ユーロも普通に通用する。ドルはカイロではよく使われるみたいだけど、シャルムエルシェイクではもっぱらユーロだった。

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一度地元の人が食べるレストランに行って無理矢理注文したら、ボリュームもあって美味しかったけど、料金聞かずに注文したら最後ボリボリにボられた。親切そうに見えてそーでもないこともあるし、かと思えばものすごい親切でお礼も受け取らないって場合もあって、なかなか読めないのがエジプトだ。

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