ボディセラピストの毎日

先月、アプレジャー協会主催のクレニオセイクラルセラピー２（CSTⅡ）のワークショップを受けて、クレニオⅠを２回受講して、これで３年連続していろいろなテクニックを学んだことになる。
で、３年やってみて、ようやくなんとなくこれ１本のメニューでもいけるかな？という手応えのようなものを自分の中にもつことができた。

新生児に対するクレニオセイクラルのデモ。It's a Miracle!

商売上手なUpledger Institute。いつも買うだけで読まないくせについ買ってしまう参考文献たち

クレニオセイクラルセラピーとはいったいなんぞや？というのを一言で説明するのは本当に難しいのだけれども、わたしなりにこんな感じにまとめてみた。

******クレニオセイクラルセラピー（頭蓋仙骨療法）とは******

人間には脳があります。そして背骨の中に大きな神経があります。クレニオセイクラルシステム（頭蓋仙骨系）は頭蓋骨と脊髄（背骨）、そして脊髄の下にある仙骨、また脊髄から体内にくまなく網状に広がっている神経と神経回路を包む筋膜、脊髄の中を流れている脳脊髄液から成り立っており、人間の脈や血液、リンパの流れと同じように、脳脊髄液は一定のリズムでそれらの中を循環しています。

人間は、生まれた瞬間からいろいろな冒険をしています。誰でも一度は子供の頃に頭をがーーんと打ってクラクラしたり、尻もちをついてずっと痛かったりする経験があるでしょう。そういった一時の傷は、だいたいは人間の優れた自然治癒力で知らず知らずに元通りになっていきます。しかし、それが何度も繰り返されたら？また、あまりにも大きな衝撃が加わってしまったら？

そうなると、本来あるべきリズムの脳脊髄液の流れがどこかで滞ってしまうことがあるのです。
また精神的ストレスが原因で脳や脊髄全体の機能が低下し、脳脊髄液の流れが悪くなることで、神経や筋肉などからだの組織に緊張を与えてしまうこともあります。そこから自律神経系の不調につながり、体調不良や病気につながっていくのです。

このように、肉体的、精神的ストレスと、クレニオセイクラルシステムは大きな関係性があります。現在、人間がもつ優れた自然治癒力、ホメオスタシス（恒常性）にクレニオセイクラルシステムが関連しているのではないかと医療現場でも言われはじめています。

クレニオセイクラルセラピーは、このクレニオセイクラルのリズムに注目し、そのリズムをセラピストが感じ取り、抵抗や滞り、リズムのずれを感じた場合は、ごくごく軽いタッチで正しいリズム、バランスに戻していく手助けをします。からだの深いレベルでストレスを解放していきますが、受け手は、眠っているのか起きているのかわからないようなフワフワとした不思議な感覚を体感したりします。ワーク中は映像が見えたり、光を感じる方もおられます。非常に深いリラクゼーションを感じ、終わったあとは心身ともにすっきりした感覚を味わうことができます。

まあ、でもホントにこの感覚を文章で説明するのはとても難しい。
私のセラピーそのものがだいたいそんな感じなんだけど、「まあとにかく一回受けてみて！！」というしかないのだ（笑）モアナブルーのセッションもこのクレニオセイクラルの施術も、からだという媒体をとおして、コトバにできない何かを受け取るツールのようなものなのかもしれない。

というわけで、もし興味がある方がいらっしゃればご連絡くださいませ。
最初はとにかく私もいろんな方を施術したいので、お値段控えめでやらせていただきます！
いつものセッションのように施術前後の時間をたっぷりとって、私が感じたからだのメッセージをお伝えしたりするような丁寧なおもてなしはできませんが、施術自体は手抜きなしでいきますよ！

なので、まずはお試しとか、ばななんてどんな人？とりあえず一回行ってみっかぁ〜みたいな方にもいいかも。

今日は風が強く吹いて、久しぶりに富士山も見えていて、ああ、そろそろ秋から冬に向かおうとしているんだなって思う。こういう少し落ち着いた秋谷の海も、意外と悪くない。どんどん気持ちが自分の内側に向かっているような、そんな感じがクレニオのリズムのようで心地いいのだ。