ボディセラピストの毎日

自分へのご褒美っていうと、それまでは、美味しいものを食べるとか、旅行に行くとか、買い物をするとか、そういうことなんだとずっと思っていた。もちろんそれはそうだ。みんな自分にとって楽しいことだしうれしいことだ。
でも、もう少し深ーく探っていくと、結局のところ、「自分のまわりをいいエネルギーで満たすこと」がわたしにとって最大のご褒美であって、自分を大切にすることってそういうことなんじゃないのかな、って気づいたのだ。

楽しいことはいいエネルギーのひとつだ。だからそれはバンバンやっていいと思う。でも、それだけじゃなくて、気分のよさ、というか、とにかくいい気で自分のまわりを満たしてあげることこそその本質だと思った。

いい気、エネルギーは、キレイなものに宿る。一生懸命なものに宿る。だから、部屋を「自分のために」キレイにしようと初めて思った。それが私にとっての最大のご褒美なんだと気づいたのだ。実際片付いてないところっていうのはエネルギーが淀んでる感じがする。で、あまりの淀みっぷりに手がつけられない、、、というところもある。けど、少しずつ少しずつやって、１カ所ピカピカになると、気分がいいし、そしたら次の場所もやりたくなる。

イヤイヤ掃除するんじゃなくて、エネルギーレベルを上げるためにピカピカにする。このピカピカに磨き上げるくらいにするっていうところが結構ミソだと思う。なんとなくテキトーだとエネルギーが美しくない。（ちょっとわかりにくい言い方だけど）ピカピカってホントに輝いてるのが誰でもわかるくらいに、美しいお寺の床みたいな感じになると、本当にエネルギーレベルが上がってくる感じがする。そういうものに自分が常に囲まれているのと、そうでないのとではえらい違いだ。

今まで、外に出たがったのは、家のエネルギーが淀んでたからなんだ、、、。一見キレイに見えても、風がうまく通っていなかったんだ。

実はこれは、実務レベルではよく知っていたことだった。昔店長をやっていたとき、「この棚全然動いてない（売れてない）な、、、」と思ったら、その棚にあるものを全部出して、棚を拭いて、服だったら全部たたみなおして、雑貨だったら、全部商品を拭いて並べ直したら、だいたいそのあとからすすすーーっとお客さまが引き寄せられるようにその棚のあたりにやってきて、サクサク売れ出したりするのだ。陳列方法もなにも変えてないのに。
ああ、これってなんか目に見えないものが動いてるんだろうな、、、ってよく思っていた。

結局、自分にもそれをやることがとても大事なんだと思った。
自分の部屋、家、オフィス、洋服、身の回りのすべてのことをいいエネルギーで満たし、風を通し、（風水ってそういうことだよね）自分のまわりにいる人たちも、いい気を持っている人たちばっかりにしていけば、それこそが自分へのご褒美なんだな、ものを買ったりしなくても、何か外へ出かけたりしなくても、全然かまわないんだ。

そういう風に思えるようになったのは、もう必要のない想いを思い切って捨てることができたことも大きく影響しているんだろうな。いいエネルギーを受け取る準備が自分に出来たともいえる。
「どうせわたしなんか」的な発想が、いい状態でいる自分を否定するから。自分を愛するってよくいわれるけど、でも本当のところ実際よくわかってなかった。けど、なんかちょっとだけ、コツみたいなものがわかってきた気がした。

というわけで、これから我が家の魔境のひとつ、洋室の物入れの下段に手をつけようと思う。何度も片付けてはいるけど、気がついたらいつもなんかすごいことになってるんだよね・・・。ここには過去のアルバムなどもあって、非常に厳しいゾーンだけれども、とにかくこれからこの魔境探検に行くことにする。押忍！！