ボディセラピストの毎日

ヒーラーやセラピストと呼ばれるエネルギーに敏感な人がサロンに多く来られるようになったのも、本当は偶然ではないのかもしれない。きっとこういう人こそ本当にちゃんと自分を癒す作業を怠らずにやらなければならないのだ。そしてそれは通常結構大変な努力？を必要とするのだろう。

例えば、そういうの（霊的能力と言われるもの）がわかりますって公言してる人には、わらわらと頼りたがる人が寄ってくるだろうし、一度も口に出して言っていない人は、それはそれで人が声に出していない「思い」や「未来」を読み取ってしまって、人知れず苦悩していることだってあるだろう。

私はそういうある種の能力を持つ人がが怖いと思ったことは一度もない。そして、すごいと思ったことも一度もない。あまりそういうことに期待をしていないのだ。あったらあったでいいけど、まあなくても別にええんちゃう？みたいな（笑）。
そういう口に出さない期待をも読み取る人にとって、本当になにかを期待されてない、または本能的に怖がられていないっていうのは、何よりもきっと安心し、リラックスするのかもしれない、と思う。

霊能力だとかそういう世界がないとは思わない。おそらくそういう目に見えないどこか別の世界というのは必ずあるのだろうと思うし、昔からいろいろすごい人がまわりにいっぱいいるので（笑）体感もしている。けれど、それが素晴らしいとか特別なことだとは思わないし、きっと本当は誰でも持っている能力なのだろうとすら思う。運動能力みたいに、素質の差ははあれど、鍛えればある程度は誰でも実感できたりすること、たくさんあると思う。

人が見えないものが見えたり感じられたりすることと人格がすぐれていることはイコールでは決してないし、そういう特殊な能力があるからこそ、きっと本当にいろいろとめんどくさいこともいっぱいあるだろうなあと思うのだ。だって、自分のことだけでも精一杯なのに、他人の思いやら未来やら見えちゃったら、ねぇ？

ユングの考え方に集合的無意識　というのがある。
これは、人の無意識というのは、どこかで他の人と繋がっている、という考え方だ。「虫の知らせ」とかそういうものもこれに入るのかどうかはよくわからないけれど、とにかくそうやって繋がっているという感覚を強く持ってる人が、人のことがいっぱいわかっちゃったりする人なのかもしれないな、とぼんやり思ったりする。

・・・夜中なので話が支離滅裂になってきました。

Mango tree

とにかく、去年いろいろな方がお客さまで来られて、私自身がものすごくみなさんに助けられたように思う。ちょっとからだに触れただけで号泣したり、最初は全身全部くすぐったがった人がだんだんとブロックが外れていき、「気持ちがいい」と感じられるようになったり、そしてその人の人生がほんとうにどんどんと変化していったり。目の前でさまざまなことを見て、「自分のやってることはいったいなんなのだろう？」と思うようになったのだ。

サイトに書いたモアナブルーの特徴。本当にからだとこころと魂にはたらきかけるセッションなのか、その科学的な証拠は残念ながらない。証拠がないのに言っちゃっていいのか？という気が最初はすごくあった。自分がなんだか変な人になって、浮世離れていって、妙なカルト宗教とかにはまっちゃったりしそうな印象を与えてしまうとしたら、それもイヤだった。

でも、やっぱり、どう考えてもわたしは今、マッサージではなくボディセラピーをやっているとしか思えない。マッサージをしてからだだけをケアしているとはどうしても思えないのだ。
それは何故かと考えると、やっぱりこころとからだはイコールだという考え方に落ち着く。

まだまだこれに関しては自分も勉強不足だし、こう言い切っちゃったことで自分がどんな風に変化していくかはまるで予想もつかない。
プロフィールも結構長く深いところまで降りて書いてしまったし、
書いてる日記を全部人に見せちゃいました的な恥ずかしさは少しある。

けれど、もう、出しちゃったもんね！！！という解放感みたいなものもあるかな。
もう後には引けないぞ、と。

でも、今の時点での自分のベストは尽くせた。こんなこと、あんなことを言いたい、表現したい、こんな風にやれたいいな、と思っていることで、ホームページという場所で実現できることは、だいたい全部はじめられたように思う。

構想はまだまだ大きくて、特にサロンのページではない企画ものに関しては、今まさに始まったばかりだ。去年から取材してるのにお蔵入りしている文章やら企画もあったりする。そういうものもちゃんと日の目を浴びさせてやりたい。

これでお金が入ってくるわけじゃあないけど、でもお金もほとんどかかってない。
自分の労働賃金だけだ。（無償奉仕だけどw）
まともに作業したのは12月に入ってからの２週間。とにかく60ページ以上にもなってしまった大作リニューアルが、当初の目標通りにアップデートできたことを自分で褒めてあげたいと思う。

2008年もあと２週間。全体的にいって「もひとつ冴えない感じ」って年だった気もするけど、けれどもあとから振りかえるとものすごく大きなターニングポイントになったはっきり言える年になりそうだ。苦しい踊り場のような時間もきっと必要なのだ。

リニューアルしてここに至るまで、覚悟が決まるまで、長い道のりだったけど、とにかく今の自己ベストは出せたので、きっとこれでいい年を越せそうだ。まわりがもうどう評価しようが関係ない。

これが、今の私なのだ。