●はじまりのための準備 沖縄Trip-02
渡嘉敷島から帰ってきたら今度は同じケラマ諸島の阿嘉島に行く予定だった。渡嘉敷から阿嘉は行政区分が違うため定期船がなく、いったん那覇に戻ってからまたとまりんから別の船で行かなくてはならない。
しかしながら。渡嘉敷島に渡ったときから、「だんだん波風が強くなる」予報が当たる気配が・・・。渡嘉敷最終日は4時の高速船で帰る予定だったのが、島内放送は無情にも高速船欠航のお知らせ、そしてフェリーさえも時間を早めての出航となったのだ。
南国のオシャレはベルトから
そんな状態だから次の日の阿嘉島行きにいきなり暗雲が立ちこめてきた。
しかし船が出ないんだったらしょうがない。アキラメモード全開でとりあえず那覇へと戻る。
とまりん近くの食堂でとりあえず腹ごしらえ。そして夕方からまた友人宅におじゃましてまったり・・・。とにかく外は南国だと思えない寒さ。曇りがちで風も強いのだ。テレビを見ながらしょーもない話をしていると、ここが今いったいどこなのかすらわからなくなってくる。
テレビでたまたま餃子が映った。そして私が「餃子いいな〜食べたい!」と言ったので、そのまま餃子で有名な店へ行くことに。これがなかなかの当たり!で、中国人のおねーちゃんがその場で作っているのがガラス越しに見えるようになっていて、こういう店は水餃子がうまいと相場が決まっているのだが(基本中国は焼き餃子ってないので)、ここは意外にも焼き餃子が一番おいしかった。
沖縄に来て餃子・・・。行き帰りはニット帽にダウンジャケット。ますますここがどこだかわからない。
小龍包もモリモリ!
次の日は案の定フェリー高速船とも欠航。波の予報は4〜5mと台風並み。さらに天気は曇りで最高気温予報13度という沖縄では1年で一番というくらいの寒波であった。ちょうど都内でも雪が降るかもくらいの日だったので、その影響がきっとこちらにも届いてきているのであろう。冬型の気圧配置バンザイ!(笑)
仕方がないので予定を変更して、ドライブがてら瀬底島へ。リトリートツアーの候補地になっていた場所のひとつである。私は10年くらい前に一度瀬底ビーチでシュノーケリングしたことがあって、本島あたりでは(島は橋で陸続きになっている)一番美しいサンゴが残っていてすごく感動した記憶がある。
そんなイメージで瀬底島に行ったら・・・。
サンゴはともかくきっと海そのものはきっと今もそれほど汚れてはいないだろう。しかし、島はものすごい変貌を遂げようとしていた。それは大型リゾートの開発である。
島のいたるところが通行止めになっていて、ものすごいでかいホテルが建設されようとしていた。しかも、ほとんどできあがっているその建物は、計画したディベロッパーが倒産したため結局今は放置されている状態なのだ。
陸続きとはいえここは島である。もっと島らしいコテージタイプのリゾートなど、環境にもっと配慮した個性的なアコモデーションだって作れるはずなのだ。アジアの離島リゾートなど、そういうところもいっぱいある。なのにどかーんと施設があって、サンゴがある少し先の海に、建設残土を廃棄しようとして反対運動が起きて・・・。聞けば聞くほど悲しい現実だ。
少し悲しい気持ちになって、寒風吹きすさぶビーチを後にした。
その後リトリートツアーのためのミーティング。カフェでもストーブが焚かれている。
なにかを企画するっていろいろ裏ではたくさん作業があるのだなあと改めて思う。ツアー参加者の安全の確保、万が一何かが起こったときにはどうするか?、プログラムの内容などなど、話は尽きない。けれどみんないいツアーにしたいっていう意気込みが高まって、絶対成功させたい!と強く思った。(詳細は今月末に発表する予定)
友人宅にお世話になりっぱなしの今回の旅、結局ミーティングメンバー全員で泊まり込みみたいな感じになった。イタリアンまでごちそうになってありがたや〜。
山の中の古民家でやってる沖縄そば屋とか、丘の上にあるカフェだとか、地元の人しか知らないようなステキな場所にもたくさん連れて行ってもらった。
いろいろなことが始まろうとしている。
今はまだ、それがどんなゴールなのか、何の意味があるのかはわからないこともたくさんある。けれども、確実になにか大きなエネルギーが動こうとしていることだけはわかる。
不確定要素が強いものに、成功するとはっきりわかっているわけではないことにチャレンジするのはとても勇気がいることだ。けれども、そういう未知のものにこそ予測できないものすごいことも起こりうる。その「すごいことが起きる」確率が何パーセントかはもはやここでは考えない。やるか、やらないか。ただそれだけだ。
やらなければその確率はゼロだ。けれど何かものごとを始めたら、何かが必ず動く。目に見える大きな結果に結びつくかどうかはわからないけれど、少なくともゼロではない。だからあとは、うまくいくことを、何か大きなものにつながっていくはずだ、という信念を持って動いていくしかない。
最近思うのは、一見ムダっぽく思えることが、見えないクモの糸のようにどこかとつながっていて、それは本当はとても意味があることなんだろうな、ということ。
自分が好きなこと、やりたいと思ったことは必ずどこかで繋がっているはずだ。
どこでどう繋がっているかは、本人にも全然わからない。けれど、そうやってつながりのクモの巣を細かく細かくしていくと、きっといろんなものが引っかかってくるんじゃないかなと思う。
そして引っかかったものがまた繋がって・・・。
そうやって世界はできているんだろう。そういう小さな小さな世界の集まりがこの世界を形づくっているのだとすら思うのだ。
コメント
今週末の宮古島は暑かった。。それにしても美味そうですね。私も宮古そばやら豆腐チャンプルーやらミミガーやら食べまくりました。
Posted by: らりお | 2009年01月20日 21:29
>らりおさま
宮古島1周マラソンおつかれさまでした!
私が行ったあの周辺だけやたらと寒かったみたいです〜。ああうらやましい!でも暑いのはきっと走るのには向いてないんでしょうねぇ。
宮古はずいぶん行ってないので、また行きたいなあ。昔MTBで1周しようとしてすぐにあきらめた記憶がある思い出の島です(笑)<わざわざ持ち込んだのに
Posted by: ばななん | 2009年01月22日 16:22