ボディセラピストの毎日

そして一緒に行くと決めたのち、当初誘っていた他のメンバーは都合がつかなくなり、結局ふたりで行くことになった。なんだかよくわからない流れだけれど、きっとこれにも何か意味はあるのだろうな、とふたり思いながら。

その後一緒に戸隠に遊びに行ったりして、その中でお互いの身の上話や深いシェアをした。朝の高速道路で、歩きながら、そばを食べながら、暗い夜道をドライブしながら、ときには涙を流しながらお互いの話を聞き合って話し合った。

12月に入って、実際に航空券を予約するというような流れになった頃から、私も彼女もものすごいスピードで現実に変化がやってきた。いろいろな事件が起こったり、巻き込まれたり、内面の変化があったり。「もしかしてこれ、もうセドナパワー!?」なんて言いながらどんどんと強いエネルギーが自分にやってきているのがわかった。

大切な人との出会いや再会、別れ。
自分にとって何が大切で、何がもう必要でないものなのか？その取捨選択を迫られた。本当にこれでよかったのか？と何度も自問するようなつらい選択もあった。

でも、すべてのもの、全ての人に均等にエネルギーを注ぐことはできない。
自分が大事にしたいもの、大切にしたい人にこそ、より強い愛を分かち合いたい。

今年、わたしが立てた目標のひとつが「愛を出し惜しみしない」ということ。

この「愛」とは恋愛だけでなく、慈愛とか情愛とかそういうものも含めて、人に愛を差し出すこと、見返りは求めないこと、そして出し惜しみしないこと。
こんこんと湧き出る泉のように、愛というものは本当は自分の中から溢れ出てくるものなのだから、それをコントロールしようとするのは馬鹿げた努力だ。

あの人がこのくらいくれたから、これくらい返そう、とか
あの人は全然愛を与えてくれないから、あげない
とかではなくて、相手に対する行動や自分に対する振る舞いのすべてを
愛をもって全力でぶつかること。

けれど、とても矛盾しているようだけれど、そのエネルギーを無理矢理奪おうとしたり、大量に持っていこうとする人には愛をもって拒否する強さを持つこと。

そう決意したとたんに試される現実での出来事たち。とてもシビアなレッスン。
でも、そういうときには必ず、本当に必ずちゃんと助けが用意されている。ああ、神様ってたぶんホントにいるなって思う瞬間がある。

それは別に宇宙からの啓示・・・みたいなそんな大げさなものでは決してなく、友達との会話の中の何気ない言葉や、たまたま目についた本のメッセージだったり、急に現れる楽しいイベントだったり、まるで誰かの代わりに伝えてくれるメッセンジャーみたいな人に出逢った、なんてことだったりする。

そうしてわたしは今、何か大きなエネルギーの渦の中に立っているような感覚がある。これからの自分の人生とかなり関係の深い何か。セドナのエネルギーなのか何なのかはわからないけれど、でもとにかくきっと今という時間は、いつもにも増してとても大事な、自分にとって大切に過ごすべき時間なのだと思う。

セドナに一緒に行く彼女から、一昨日とても深い内容のシェアメールをもらった。その文章を読んでわたしは、「ああ、やっぱり私は、今この時期に、この人とセドナに行くことになってたんだ」と思った。起こっている出来事は全く違うけれど、深い部分で同じ道をこの人と私は歩んでいる。何のお導きかわからないけれど、今ここでセドナへの旅を彼女と一緒にすることができることに感謝したい。許可をもらったので、少しだけ抜粋してご紹介したいと思う。

また、私自身、愛に関するこうした内容の文章をブログというパブリックなところで発表するのは初めてのことで、今までだったらきっとできなかった。だからもしかしたらこれもセドナのエネルギーが後押しする何か大きな変化の一部なのかもしれない、と感じている。

私が本当に感じるべきは、愛するとはどういうことなのか、ということ。相手を愛し思いやるとはどういうことなのか、ということ。一番近くて一番馴れ合いになりやすい存在、その大切な人を大切にできる強さを、一緒にどんなときも支えあい笑いあえる関係を築ける強さを得たい一心で、私は開花を目指してきました。

私がこれから本当に求めるものは、エゴが優勢になる恋愛ではなく、関係性の形や言葉ではなく、真実を感じあえる関係、離れていても精神的な繋がりと信頼を感じあえる関係。

私は改めて強くなりたいと強く強く思いました。約６、７年前に終わった恋愛のとき、大切な人との関係を育んでいくため、私は強くなると決めたあの日に増して。

セドナのエネルギーは、こういう形でも流れ込んできています。テーマは、まさしく「愛と自立」。

自分のする行為に見返りを求め続ける限り、私は真実の愛を知ることはできない。好きという感情が絡んだとき、その欲望、わがまま、エゴの世界が広がってゆく。相手を思いやり自ら動くことと、自分の感情を押し殺し嫌われないように相手のしてほしいように従うこととは違う。私は、恋愛において、いつも、相手をいたわっているようで、いつも優しい言葉、触れてもらうことという見返りを求めてきたように思います。

一番、いたわりたいと思う相手、笑い合いたいと思う相手、愛し愛されたいと思う相手を、本気で思いやるとは、愛するとは、どういう自分で在ることなのか。

テーマが、女性性から、愛と真の自立へと移ったのを感じています。それは、今までとは違う自分。すこぶる痛みをともなっています。エゴだらけの自分を痛烈に感じるから。でも、私は私を諦めないって思います。人が自立しあい、本当に愛し合うとはどういうことなのか、感じる人生を歩む決意にぶれはないから。